Jリート、オープンドアが大きく反騰。日銀金融政策決定会合の感想

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Jリート、オープンドアが大きく反騰

昨日は記念記事だったので売買を更新しておらず、2日分まとめて書きます。

まず今週注目の日銀金融政策決定会合では、日経へのリーク記事のとおり、

  • マイナス金利解除
  • ETF買い入れ停止

などが発表されました。

マイナス金利解除は、教科書的には「銀行株が恩恵を受け、不動産株に逆風」となるわけですが、実際に発表されるとむしろ三菱地所やJリートといった不動産株が上昇し、逆に銀行株は弱かったです。これが株のおもしろいところですよね。

とくにJリートなんかは、

  1. 発表まで売られ気味、
  2. 発表が近くなるにつれ反騰し、
  3. 発表されると上昇に弾みがつきました。

Jリートは断続的に買ってきたので、早速それなりに育ってきています。当面の底値買いができたかもしれません。

昨今、銘柄選定と売買タイミングが偶然にもよいので、兜の緒を締めたいです。

ETF買い入れ停止については、本来ならば市場に逆風となるわけですが、近年すでに日銀の買い入れはほぼなかったので、むしろ「市場正常化」と前向きにとらえた形でしょうか。

オープンドア

来ましたね。

おととい注目銘柄として挙げていた円高恩恵銘柄「オープンドア」が一時7%近く上昇したので、一部を利確しました。

この銘柄は、記してきたように決算後に890円から690円まで値幅200円にわたってひたすら買い下がりました。今だから言えますが、2万株以上、つまり取得単価ベースで1,500万円以上買いました。

なぜ今だから言えるかというと、その当時に規模感を言うと、虚栄心に由来するであろう精神的負荷をみずから無為にかけることにつながるからです。そしてその結果、売買判断の誤りを招く可能性が高まるならば、わざわざ売買報告をしてみずからの足をすくっては、文字通り本末転倒です。

京王

相変わらず、ボリバン-1σ や25MAなどの節目で買って、反発で売るなどしています。

日銀会合を終えて内需系に資金が向かうきっかけになるでしょうか。奇しくも決算後1ヶ月半経って、ようやくはじめて+1σ を超えてきました。この銘柄もひたすら忍耐で買い下がって反発時に売っています。

メルカリ

同様に年安付近で強めに買い、反発で売っています。

大和ハウスリート

新規買い。

ここも分配利回りが4%台後半となるのは稀です。

リートのなかでもなかなかいいと思うんですよね。大和ハウスという名前なので住宅リートが多いかと思いきや、中身は主として物流です。

物流系リートはコロナ禍で高騰してから一気に反落したので、オフィス系と同様にほかリートに比べて下値不安は相対的に小さいとの期待です。

Jリートは好機と見て強めに買ったので、ひとまず押し目がなければ打ち止めかなと思います。もし押したら買い下がります。

日銀金融政策決定会合後の感想

当局の思惑として円安を止めたい意図があるならば、今のところ裏腹に円安方向に進んでいます。

以前から繰り返し述べているように、日本の潜在成長率ならびに中立金利はせいぜい1%以下と見積もられる(日銀自身も昨年の議事要旨で認めている)ことから、利上げ幅はそもそもかなりかぎられるとの考えです。

市場がそれを材料視したならば、円安方向に進むのは合点がいきます。仮に今後円安がさらに進むと、

  • 楽観的なシナリオとしては、海外勢から見た割安度が高まることでさらなる株高を誘因し、インバウンドや輸出系企業がさらに潤うことで部分的に経済や株主が潤う
  • 悲観的なシナリオとしては、国債売りや、日銀の防戦買いなどソブリンリスク萌芽

といったものも考えられそうです。トルコの実例に則るならば、前者がメインシナリオでしょうか。

いずれにしても株式は多少なりとも保有しておいたほうが、上記のようなリスクを和らげることにもなると思います。

日本株については引き続き上目線継続で、とはいえ半導体やすでに上がった株に手を出すのではなく、引き続き

  • 安値圏とおぼしき出遅れ株(京王、メルカリ、スカイマーク、オープンドア)で下がれば買い、上がれば売りトレードを交えつつ、
  • Jリートは押し目があれば買い、
  • 現物主力株はほったらかし

といった塩梅でいきたいと現時点では考えています。

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