TKP(3479)を現引きして、旅行で使える優待を取得
TKP(3479)という銘柄で株主優待を得ました。信用取引を活用したからこそ得られたので、その経緯を記します。
信用口座では株主優待の権利は得られません。
したがって、信用口座で買った株式の株主優待を受け取る権利を得るには、権利日以前に現引き(借金を返済して、信用口座から現物口座に移すこと)し、現物口座で保有する必要があります。
今回、TKP(3479)という株式の2月優待の権利を得たかったので、信用口座で得た利益で、現引きしました。
信用取引の利点のひとつ
信用取引の大きなメリットは、やはりこうして「運用資金が足りなくとも、現物株を担保に資金を借りて株を買うことができ、それによって利益を得られればその利益と同額分を現引きして現物株を得られる」ことです。
たとえば今回私は、先日の記事で触れたとおり、「TKP(3479)」という株を以下のとおり買いました。
- 取得単価:1,545円
- 株数:500
したがって、合計額はおよそ 77万円 です。信用口座で買いました。
そして、同じく信用口座でメルカリやスカイマークなどで得た売却益のうち77万円分を充てて現引きし、TKP500株を現物口座に移しました。
つまり何が起こったかというと、現金を一切使うことなく(厳密には信用取引で1日あたりに発生する金利の支払いは付随コストとして生じます)、TKP500株が得られたことになります。
このように利益さえ上げられれば、無から有を生み出すように、現金を使わずに株式を得られるということです(いわば借金して得た利益で株を買っているので、当たり前といえば当たり前です)。
現金を使わずに、旅行の優待を取得
ちなみにTKP500株を、権利日である2月27日時点に保有していることで、熱海や箱根など各所ホテルで使える株主優待3万円分が得られます。
このように株式投資は上手に活用すれば、現金を使わずに信用取引で利益を得て、その利益で株式を得て、株主優待で旅行もたのしむこともできるという意味で、その用途は大きいと思います。
株式は常に暴落リスクと隣り合わせですが、適切な資金管理を心がければ、現行資本主義において人生をたのしむひとつの手立てになるはずです。
もちろん毎々ながら、信用取引は実質的にレバレッジをかける行為でもあるため、扱い方を誤ると大きな損失に至るリスクもあることを重ねて申し添えます。
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ティッシュ(またはティシュー)は買う必要がなくなりました。
いまだにこの魔法瓶は愛用しています。