エムスリー(2413)をなぜナンピンしたか
以下ご質問に回答しています。
題名: 株取引について
メッセージ本文:
お世話になります。
先般はご丁寧なブログでのご指導をありがとうございました。
再度、先生の投資手法についてお聞きしたく質問させていただきま
可能な範囲でご指導いただけますと幸いです。
1/22のブログ
下記の記述がありました。
東宝は優待目的で長期保有目線、メルカリはせいぜい数週間、エム
2/4のブログ
下記の記述がありました。
オープンドアやエムスリーは主にデイトレです。デイトレはいわゆ
いろいろお聞きしたいのですが、エムスリーに絞って質問させてい
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短中期という数か月程度の保有銘柄であっても、別枠でデイトレを
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2/1にエムスリーを買い増しされています。
チャートでは前回下値を下回り、基本的には下落基調が継続との判
通常なら、1/22頃の建玉を損切りするのが適切のように思われ
ただ、先生はナンピンをされています。
ファンダメンタルズ的には、あまり深くはわかりませんが、通期業
チャート、決算短信、通期業績など、どのような視点で先生がこの
追伸
ちなみに、下記動画によれば、ここ1週間、日本成長株アクティブ
時間軸の目線
短中期という数か月程度の保有銘柄であっても、別枠でデイトレを
されているという理解でよろしいでしょうか。
はい、状況によって適時デイトレをすることもあれば、よい買値で長期で心地よく持てそうなら中長期目線に変わることもあったりと流動的です。
市場は常に流動的なので、市場参加者として臨機応変、ややもすると君子豹変となることもあろうかと思います。
ナンピン
2/1にエムスリーを買い増しされています。
チャートでは前回下値を下回り、基本的には下落基調が継続との判断ができると思います。
通常なら、1/22頃の建玉を損切りするのが適切のように思われます。
ただ、先生はナンピンをされています。
ファンダメンタルズ的には、あまり深くはわかりませんが、通期業績の下方修正がないことなどから、やがては再度の反発があるとの ご見解でしょうか。
25MA(25日移動平均線)も下向きですし、下落基調ではあると思います。ただ底値買いをねらうならば、上昇基調になってからでは遅いので更なる下落を覚悟しつつ買いを入れていくことになります。
私は損切りはあまりやらないです。損切りしなくてよい状態をつくるべく、銘柄、買値、投入資金額を適切にしたいものですね。これらを満たせば「損切りしなければならない状況」に至らないからです。
業績
エムスリーの業績としては、そこまで悲観する内容ではないという印象を持っています(その正誤は不明ながら)。
市場は決算で5%ほど下げましたが、そこまで下げるほどの内容ではないかなという印象です。たとえば直近では「JIA(7172)」も一旦は反発しました。
以下の写真3枚は、直近の決算資料です。

COVID関連を除いても二桁成長は継続
ベネワン買収
また、エムスリーの場合は直近でベネフィット・ワンの買収案件で財務悪化懸念などで売られやすい地合いでしたから、第一生命が勝って買収がとん挫すれば上値余地が出るはず、との思惑もあります。
今後の戦略
2月7日の記事でも示したように、まだ買い下がっていました。1,900円台前半でも買い増したので、これがお宝ポジションになれば望ましいことにはなります。
もちろん株価は読めないので、同水準を下回る可能性があります。一部は今のような反発局面で利食いしておくことで、「下がったら下がったで利確した分をまた安く買えた」という気持ちで臨めるようにすることも一案です。
その意味でも、ナンピンしたものは反発局面で一部を利食いしておくのは損益面でも精神面でも、
- 「上がったら上がったでほかの玉の利益が拡大してうれしい」
- 「下がったら下がったで利食いした分を安く買い戻せてうれしい」
と思える面があるので、悪くない投資行動だと思います。
ただこの投資行動をするには資金管理が必須、つまりどこでどれだけの資金を入れるのかが重要かと思います。
明らかに売られすぎ(たとえば、ボリンジャーバンド、ストキャスティクスなどの観点)であればやや多めに入れてみるなど、経験を蓄積していくことで勘所が養われるのではと期待しています。
テクニカルを学ばれたい場合は、以下の書籍に参考になる部分があるかと思います。
回答になっていましたら幸いです。
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