蒲郡で上品な海鮮を堪能できる、風情ある老舗「うえむら」
蒲郡で素敵なお店を見つけましたので共有します。
蒲郡の土地柄
まずは蒲郡という土地自体に特徴があるので、ご紹介。
前方には知多、渥美の2つの半島に囲われ、内海に面した風光明媚な立地ゆえ、戦前から国際観光都市を標榜してきた歴史のある蒲郡(現地で知った知識)。
参考:蒲郡の歴史と文化財 戦前の観光会議(蒲郡市博物館)
海鮮も豊富で、メヒカリ、シャコ、アサリなど有名とのことで、食べてきました。
補足
旅先でなぜかだいたいちょいちょい珍奇でツッコミどころ満載なことが起きます。
今回も例外ではありませんでした。ただし、以下内容はすべて好意的なニュアンスで記しており、否定的な意味はもちろんないことを申し添えます。
店舗情報
店名:うえむら
立地:蒲郡駅から徒歩15分
店構え
老舗名店は外観からすでに異彩を放ちます。
重厚感あふれ、威風堂々たる入口。
いかにも純和風な老舗で素敵ですね。
「女将さんの卓越した接客にうなる」の巻
繰り返しながら、旅に出るとちょいちょい道中で珍奇なことに遭遇する珍道中になりますが、今回も例外ではありませんでした。
まずのれんをくぐると、女将さん(らしき方)がお出迎え。
穂高 唯希
女将さん
穂高 唯希
女将さん
穂高 唯希
(え、まさかのフリーダイヤルかいww)
あ、いやぁ、たぶん別の方ですね。080-○○なので…
いやだれやねんフリーダイヤルで予約した人ww コールセンター出身なん?
そこはかとなくそんな思いを抱きながら、入店。
女将さん
一般席のほか何席があるのかわからぬまま、そして予約が通っていたのかは依然として謎に包まれたまま、取り急ぎ快諾。
着席。
女将さん
あ、そうです~と答えつつ、「いやこの予約経路の確認なんやったんや?笑」と思いつつ、心にしまう。そして予約が通っていたのかは依然として謎に包まれたまま、そのまま最後までいきます(笑)。
そしてまずはビールを頼もうとしたそのとき、
女将さん
「生ビール準備中って珍しいな~」と思いつつ、すぐできますよ♪という言葉にホイホイ釣られ、なぜか得した気分(ここ重要)で瓶ビールを注文(単純)。
本日のおすすめメニューを見せていただく。
女将さん
「あっ、ありがとうございます~」と返答。(あ、魚屋さん開店前に来てはらへんねや~)と思いつつ心にしまう。「こちらからも選べますよ」とのポジティブな響きを受け、またもやなぜか得した気分(単純)
女将さん、手練れ説
「この接客、実はすごく深いのではないか」とあとになって気づかされます。
「すいません、まだ生ビールの用意できてなくて…」だけだと、ネガティブな印象受けますよね。「いやまだなんかい」と。しかし「まだ生ビールはご用意できてなくて、瓶でしたらすぐできますよ♪」と言われると、なんとなく「あ、ほな瓶で♪」とポジティブな印象。
魚屋さんの件も、「すいません、まだ魚屋さんが来てなくて、これとこれは出せないんです…」だとややネガティブな印象ですが…、「こちらからも選べますよ♪」と最後に付くと、「お、これたのめるんや♪」とかなりパーーズィティブな印象に様変わり。
意図してかせざるかは不明ですが、言い方ひとつで印象は本当に変わりますよね。就活の面接でも思ったものです。物は言いよう。
と同時にやはりフリーダイヤルの件は、電話受けた人も(えぇ、フリーダイヤル?)ってならへんかったんかなぁ…笑、と若干のジワリ案件。
メニューが達筆の極み
ツッコミどころに富んだので前置きが長くなってしまいましたが、いよいよ実食です。
まず見てくださいこのメニュー。この時点で老舗名店感。接待でまちがいなく使えそうな店ですよね。ワイ元トン(豚)、つい豚舎仕込みの接待目線でチェケラ。
さすが老舗、達筆です。もはや写真3枚目の左下は一瞬よめませんでした。間に入っているのは「一、」という区切り的なものみたいですね。
突き出しがタダモノではない感
まずはやはりビアァ(冒頭のとおり、瓶です)
突き出しがただものではない感満載である。
シャコ(モスラ)
蒲郡名物、シャコの炙り。香ばしくて濃厚です。見た目がややモスラ感あり。
中継ぎにSAKE投入
先発ビアァならば、やはり中継ぎは、JAPANESE SAKE。
「三千盛」と書いて「みちさかり」と読むそうです。飲みやすい。
あん肝(絶品)
あん肝のコク、もみじおろし、ポン酢の三協奏にJAPANESE SAKEの追い討ちが加わりあえなく秒速KO。
軽くイキましたね‥(イチロー)
マッキー(極太)並みのカキフライ
このサイズ感、伝わりますか。カキフライが尋常ではない大きさ。マッキー(極太)並み。
この流れでマッキー買う人いないと思いますが、アフィリエイト貼っておきます。
メヒカリの唐揚げ(特大)
そして極めつけはこちら。メヒカリの特大唐揚げ。特大という名にふさわしい大きさ。サクッという食感に卵のコクのある味が口内に広がります。絶妙に上品なお味。おかわりしたい。
まとめ
- 女将さんらしき人の奥深い接客に気づかされた
- 予約が通っていたのかは最後まで謎に包まれた
- ほぼ貸し切りだったので、フリーダイヤルで予約した加藤さんは結局来店してなさそうだった
- あん肝(絶品)、カキフライ(極太)、メヒカリ(特大)、シャコ(モスラ)、いずれも絶品であった
また女将さん(らしき人)の奥深き接客にふれたい‥。
あとフリーダイヤルで予約した加藤さんほんま誰なんやろう‥。
ごちそうさまでした。
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蒲郡に「うえむら」の女将あらば、知多に「KUROTAKE」の料理長あり。
贅にはいろんな種類があります。これも贅。
日本は海魚がメインですが、中国は川魚がメインですね。