本気でやればやるほど、応援と共感が生まれる
テレビ番組「ジョブチューン」で、
- 寿司チェーン店「くら寿司」vs 超一流鮨職人
を1月6日に見ました。
くら寿司の担当者が一貫して見せた「本気度」の高さ
くら寿司の担当者は一貫して自分の仕事に対する「本気度の高さ」がうかがえました。
一例を挙げると、くら寿司が提供する「閖上の赤貝」を一流鮨職人がジャッジした結果、不合格でした。
くら寿司の購買担当者は、
- 不合格だったことに対してまず「産地のかたに申し訳ない」と会社よりまず産地の方に思いをはせ、
- さらには一貫して購買について並々ならぬ本気度を見せ、
- 本気で取り組んでいるからこその一流寿司職人からの質問に対して流れるような回答をしていました。
購買担当者は不合格になったあとも、言葉を詰まらせながらも、その思いを語っていた姿が本気度を感じさせるものでした。だからこそ鮨職人たちもプロならではのアドバイスをすかさずしていたのかなと思います。
相手が本気だからこそ、生まれる反応
それはつまり、相手が本気だからこそ応援したくなる、そんな反応なのだろうと思いました。相手が本気なら、なおさら本気で相手に正対する気持ちが生まれますし、視聴者も応援したくなるのではないでしょうか。
共感を倍化させる要素
しかもその赤貝は、本来破棄される「割れた貝(通称:割れ貝)」を有効活用しているわけです。大いに社会的意義があるということですね。公益に資することも共感を生みやすい。
卑近な例ながら、私がFIREをめざしていた頃に多くの共感を得たのは、狂気じみたほど本気度が高かったことも一因だったのだろうと思います。
趣旨からやや外れますが、最近お亡くなりになった山崎元さんは、こう言ってましたね。
正しいことを、ちょっとおもしろく。それで、多くの人を巻き込みたい。
正しいだけだと窮屈。だから、ご機嫌なユーモアを少々。こうありたい。
正直くら寿司のような全国チェーン店は私はふだん行かなくて、むしろ敬遠します。12年前に同期に誘われて初めてくら寿司に行ったとき、
穂高 唯希
というのが正直な感想でした。
しかし今回のジョブチューンを見て、購買担当者の本気度とこだわりが伝わってきて、1度食べに行ってみたいなと思いました(もちろんテレビなので、番組自体に広告宣伝の色彩がある可能性を承知のうえで)。
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