株式投資の失敗例:知らないうちに「推測」が「先入観」に変わっている
映画『終わらない週末』、見応えのある作品でした。
本作は世界の終末系のストーリーで、類作とは一味ちがう感じで見入りました。
印象に残ったセリフ:先入観で失敗した投資例
本作の主題とはやや外れますが、投資業務に従事する主役のセリフが印象的でした。
Some of my smartest clients have lost a lot of money because they based their choices on preconceived beliefs instead of truth.
訳:賢い顧客でも大損してる。先入観をもとに選択したから。
つまり、先入観で投資判断を下したことで、投資に失敗したと。
これたしかにそういうのありますよね。
よくある投資における「先入観」
- 連続増配/非減配銘柄は、今後も減配しないだろう
- 株式市場は今後も好調が続くだろう
- 来年は円高になるだろう
これらはもちろん当初は「推測」です。
しかし、いつなんどき無意識に「先入観」に進化するかわからないんですよね。
相場の好調が続くと、気づかないうちに「推測」から「確信的な先入観」になっていたりする。
「だろう」という推量にすぎないことは当人もわかっていても、
- 反芻したり、その前提のもとに投資戦略を立てるうちに、
↓ - 自己強化されて確信度合いを気づかないうちに深めていき、
↓ - 勘違いする
ことってあるんですよね。
暴落で「先入観」だったと気づく
で、いつ気づくかというと、たいてい暴落のときです。
平時は「いつ暴落がきてもおかしくない(…※)」と頭でわかっていても、どこか他人事だったりする。
なので、定期的に自分に(※)の事実を叩き込む必要があります。そして、暴落が来てもいいように資金管理をしておくよう、自身に警鐘を鳴らし、資金管理の重要性を思い起こさせるのです。
いま起こりやすい「先入観」
最近「フルポジが正義」「投資は今すぐ始めるべき」といった論調をSNSでもよく見かけますね。相場が好調であってきた証です。
補足:フルポジとは
現金をほぼすべて株式に投資している状態
これは一面では理論的に正しいです。相場が好調なら、今すぐ借金してでも投資につぎ込んだほうがいいことになります。
ただし上の理論は、「今後株式市場で長期低迷がない」という前提があってはじめて成り立ちます。
あたりまえのことではありますが、冒頭で述べたように「いつしか推測は先入観になってしまう」ので、定期的に自分に思い起こさせたいですね。
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