「稲妻が輝く瞬間」に全力投資していて感じたこと
2023年11月15日の日本株式市場は、
- グロース株主体の日経平均株価:+2.52%
- バリュー株主体のTOPIX:+1.19%
となり、とくにグロース株が堅調な1日でした。
現在は日本株に多くの資金を割いており、サイバーエージェント、ジンズホールディングス、出光興産、エムスリー、ベネフィット・ワンなどが大きく上昇しました。
運用資産1.4億円に対し、この1日で410万円増えたので+2.92%のリターンです。
いわゆる「稲妻が輝く瞬間」という絶好のリターンを示した1日と言えます。
このように運用額が1億円をこえてくると、一般的な人的資本(給料)をはるかに超える額が日々動くことになります。
よくもわるくも「資本主義の特徴的な側面」だなぁと思います。
株式投資、つまり金融資本による収入は、労働や事業による一般的な収入とは比較にならないほど大きな額が動きます。
そのため、まるでただ単に数字がめまぐるしく動く「数字上の金融ゲーム」という感じでしょうか。
労働や事業によって得た1万円と、株式投資で得た1万円(※)。
これは数字としては同じですが、内容はやはり違う。
直接目の前の人の役に立って得た1万円は数字以上の意味を持つ。ブログを通してお金の相談会を運営していてあらためてそう感じました。
そして、(※)をまったく同じ1万円としてとらえると、運用額が多ければ多いほど日々の値動きにメンタルが影響されてしまうかもしれないですね。
値動きが数百万円単位で動いて、資産額の変動が激しすぎるからです。
しかし一方で人間というのは本当に慣れていくもので、私も運用資産が1億円を超えたぐらいのときより、今のほうが明らかに値動きに慣れてきています。
そうやって徐々に変動額の大きさにも慣れていくのですね。
1日に資産が400万円増えたのは、おそらく人生で最も大きな変動額だと思います。
今後運用額が増えていけば、500万円、600万円…と1日の変動額が増えていくのでしょう。
慣れというのはいっぽうでおそろしいものです。リスクを取りすぎることに不感症になってしまうと、過剰なレバレッジをかけたハイリスクな取引にもつながりかねません。
株式投資でまずもって避けなければいけないことだと思います。
ですから、このように大きく資産が増えたときこそ、少し利益を確定しておく(翌日反落してもええか〜と思える)、または兜の緒を締める。
そして株式投資は一寸先は闇。未来の株価は精緻に読むのは困難で、極論すれば明日暴落になるかもしれません。
「ドヤ天井」という言葉もあるように、あくまで気は引き締めておきたいところです。
攻め時は全力で攻めつつ、保守的な意識も持っておく。良好な運用を続けていくうえではやはりその両面が必要なのではないかと思ったりするわけであります。
「稲妻が輝く瞬間」に居合わせたとき、何を感じるのか――。
それは人によってさまざまだと思いますが、私はそんなことを感じました。
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