FIREから4年経ち、株式投資で再び資産拡大をめざすようになった理由

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FIREから4年経ち、株式投資で再び資産拡大をめざすようになった理由

最近ブログで自身の投資に関する記事の割合が増えたように思います。

その背景としては、自分自身、投資に精を出すようになったからだと思います。

FIREしてから3年ほどは、近著『#シンFIRE論』にも記したように、投資に割く時間は減りました。

ではここに来てなぜ投資に精を出すようになったのか。

4つの理由

再び資産拡大をめざす背景
  1. お金の使い方の幅を広げたい
  2. わからないから、おもしろい
  3. 安住せずに負荷をかける
  4. 日本株に対する情愛

① お金の使い方の幅を広げたい

ここでいう「お金の使い方の幅」とは、主に社会的意義の面です。

見方によっては青臭い聖人君子のように見えるかもしれませんが、いやいやしかし私は諸外国に行ってますます日本という郷土が好きでして、言ってしまえば経済力が増せば、上に記した個人商店で爆買いすることも可能です。

つまり資産が拡大すれば、そのように社会的意義を自分なりに感じられる金銭的活用の幅も広がるわけです。

最近まで投資に割く時間が減っていた理由は、もう自分や家族のためだけならがんばらずとも金銭的には大丈夫だろうという目算があり、積極的に資産を拡大させる動機にとぼしかったことがあります。

しかし今夏あたりからでしょうか、しっかり収入を得て、しっかり使う。そして自分なりに社会的意義のあるかたちで郷土のために使いたい。そんな思いが強くなり、株式投資に再び精を出し始めたのだと思います。

② わからないからおもしろい

中学生で為替をなぜはじめたか、大学でなぜ経済学部に入ろうと思ったか。

これらの理由の1つには、そもそも「経済や金融は魑魅魍魎としていて、実態がつかめずよくわからないからこそおもしろい」と感じていたことがありました。

株式投資も同様に、唯一の正解があるわけではなく、仮に必勝法があってもいずれは陳腐化しやすい世界です。

バリュー株がよいときもあれば、グロース株がよいときもあって、日本株が強いときもあれば米国株が強いときもある。

季節性という過去の経験則が生きることもあれば、外れる年もある。

そのように、常に正解は流動的で、直近の1ヶ月は好調でも、一寸先は闇。明日大暴落になるかもしれない。

そうした常に流動的で儚い世界でもあります。だからこそ深奥さを感じられるのでしょうか。

③ 安住せずに負荷をかける

自分や家族が生きるだけなら、今の資産額で運用を堅実に続けるだけで事足りると思います。

しかしだからといって守りに入るのはいかがなものか、もう少し果敢に攻めようということがあります。

その結果、資産もしっかり増やしていければ、自分が人々の役に立てる領域や視座にも変化が生まれるかもしれません。

そうした可能性に挑戦したいということも背景にあるように思います。

科学的な研究結果として、「脳や肉体にある程度の負荷をあたえるほうが、潜在能力や本来の力を十全に発揮できる」というものがあります(参考書籍:『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』)。


いわば、安住の地で安息の時を過ごし続けると、人間が進化の過程で洗練してきた「生命の危機がなければ、できるだけ力を節約しようとする」という機能がはたらいてしまい、本気を出さなくなるということです。

要はバランスが大事ですね。適度な負荷は心地よい刺激と変化をもたらします。興味のあることで負荷をかけるかたち。

心境の変化は常に流動的で、いつ考えが変わるかわかりませんが、最近はそんな感じな気がします。

④ 日本株に対する情愛

やはりわたくし日本人たるもの、日本の企業を応援したいわけであります。

曾祖父は清廉とされる政治家でした。敗戦以降、複数の領域を見るにつけ、日本は煮え湯を飲まされ、特定の方面で出る杭は打たれています。本来はもっとしかるべき結果を享受できているはずなのに、それがなされていない。

そんな経緯もあって、やはり日本と日本企業を応援したい気持ちが強い。

もちろん株式投資は公益性100%を主眼というわけではなく利殖目的もあるので、すべての投資行動が社会性100%というわけではありません。

しかしそれでも日本企業の株式ということで、相対的に愛着は強くなりますね。それはとりもなおさず、情報発信のやりがいや社会的意義に一定程度は結びついているのかもしれません。

まとめ

再び資産拡大をめざす背景
  1. お金の使い方の幅を広げたい
  2. わからないから、おもしろい
  3. 安住せずに負荷をかける
  4. 日本株に対する情愛

20代でFIREをめざしているとき、資産運用に精を出す第一の理由は、とりもなおさず「自分の経済的自由達成のため」でした。

経済的自由を達成し、自分や家族の経済はある程度めどがつき、しばらく時が経ち、今は「自分なりに社会的意義を感じるお金の使い方」に興味があります。

資産が多いほど、個人利得もありますが、他者に対する潜在的な手立ても増えるはずです。

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