現代の新たな収入源の作り方
以下のご質問に回答いたします。
(セミリタイア後の)新たな収入源がほしいです。
どのように考えたらよいですか。
題名: 新たな収入源の作り方
メッセージ本文:
三菱サラリーマンさん、こんばんは。
過去2回、「仕事のモチベーションについて」「子育て費用について」の質問をさせていただいたものです。
セミリタイアに向けて日々色々と迷いながら頑張って生きています笑
また、仕事について『義』と『利』の観点があるとご教示いただきましたが、今のところ投資資金の確保に加え『利』に重きを置いて働いています。
子育て後の費用については、大体のイメージは持ちつつも「やってみな分からんしその時々で工夫してみよう。」という感じです。
いつも具体的なご回答に加え、抽象度を高めたアドバイスもありがとうございます。
他の分野でも汎用が効くため、とても助かっています。
今回お聞きしたいこととしては、
「どのようにして収入源を作る方法を選べばよいか?考えればよいか?」もしくは「穂高さんはどういう風に考えたか」という内容になります。
■収入源を作りたい目的
- セミリタイア後の収入の柱を作りたい。
セミリタイア後に自身の心の拠り所となるのは、
資産額よりも日々のキャッシュフローとなることが予想される。(投資もキャピタルではなくインカムがメイン) - 目標の配当を得るためさらに投資資金を増やしたい。
セミリタイア後の収入の柱を作るため
■状況
- 残り4〜5年で、配当金を月平均で20万円前後得られるよう(あくまで現状の利回りが続けば)投資を継続段階。
- 残り4〜5年で退職しセミリタイアを考えている。
■収入源を作る際のなんとなくの軸
- 不動産などの投資ではなく、自分から世の中に発信、作り上げるようなものを扱いたい
- 自身が発信、作ったものが積み上がっていくようなものがいい
人それぞれであることは間違いないのですが、自分で色々考えるだけではなく人様の考えも拝借したいと思い、質問させていただきました。
以上になります。
前提条件が曖昧で恐縮ですが、ご教示いただけますと幸いです!
こんにちは。恐れ入ります。以前の回答が参考になったのであれば幸甚です。
■収入源を作る際のなんとなくの軸
・不動産などの投資ではなく、自分から世の中に発信、作り上げるようなものを扱いたい
・自身が発信、作ったものが積み上がっていくようなものがいい
上記の軸を拝見すると、ブログ(文字)、YouTube(映像)、Stand.fm(音声)などでの発信が一案かと思います。
発信、そしてその発信が積み上がっていくのは、自分でコンテンツをつくることです。
単発の仕事を引き受け、単発の報酬で先方がコンテンツを所有する形態は、自分で積み上げることはできなくなります。
現代はインターネットがあるので、初期投資をせずともブログやYouTubeがだれでもできるようになりましたね。
これらは自分でコンテンツを作ることで、積み上げることができます。
ブログは果たしてオワコンか
私はブログをやってきたのでブログの話をしてみます。
2019年ぐらいからだったでしょうか、「ブログはオワコン(旬がすぎた)」といった言説が流布しました。今もそのような意見は根強くあるようです。
ただこれは主にSEO(Googleで検索上位に表示させることでアクセスを集める手法)に依存していたからこそ、アルゴリズムの変動に対して脆弱になるだけです。
時節相応にお役立ち情報を発信し続けていれば、結果はついてくるかと思います。
・自身が発信、作ったものが積み上がっていくようなものがいい
ちなみに、コンテンツの積み上げに関しては、以下もあわせてお読みいただくとよいかと思います。
なお、必ずしも「人の役に立つ情報を」と硬直的に考えずとも、自身の社会に対する考えや、日々の気づきを綴っていくかたちでも、共感や共鳴は生まれていくものと思います。
継続
以上述べたことに関して、決定的に欠かせないことが継続です。一にも二にも継続。(SNSをしばらく離れていた私が言うのもなんですが笑)。
このブログを7年続け、毎日更新してきました。公開記事数は1,612を数えました。これだけ続けると、習慣化されて自然と積み上がっていきます。
いたずらに数を重ねない
しかしただ数を積み重ねるよりも、用をなすには以下も重要かと思います。
- 専門性
- 独自性
- ストーリー
こうした「色」があると、局面が変わってきます。また、熱量があると自然と継続できます。
収入を得たいという熱量だけでも継続はできるでしょうが、さらにもう1つ、社会や人々に訴えたい熱量や、「不満や不平といった負のエネルギー」を原動力にできれば、文字や声に熱が帯びます。
不満や不平はエネルギーの総量は大きいので、うまく昇華させると思わぬ結果を生むものです。
ちなみに極限状態で書いたものは、真に迫るものがあります。それは自死で最期を迎えた川端康成や芥川龍之介が証明していると思います。
いずれにしても熱量は、方向性さえ間違えなければ、人の心をも動かしますよね。
理念
したがって、青臭く感じるかもしれませんが、なんだかんだ「理念」は大事だと思います。なぜ発信をするのか、ということです。
私の場合は、組織内での不自由や経済的自由への熱望、海外から帰国して日本に思うことなどが噴出していましたから(笑)、書きたいことがいくらでもありました。
そのような感じで、
- 自分が発信で何をしたいのか
- 何を訴えたいのか
- どんな専門性や独自性があるのか
などを棚卸ししてみるのもよいかと思います。あるいは「まずやってみて、走りながら考える」というのも一策ですね。
セミリタイア後に自身の心の拠り所となるのは、資産額よりも日々のキャッシュフローとなることが予想される。(投資もキャピタルではなくインカムがメイン)
なお、これは本当にその通りだと思います。よほど天才的な投資家でないかぎり、キャピタルよりインカムのほうが安定するので、配当金は生活に即した収入源になります。
まとめ
これらがキーワードになるかと思います。
- 熱量
- 継続
- 理念
- 専門性
- 独自性
- ストーリー
継続には熱量や理念が必要になることもあるでしょう。継続に加えて、専門性や独自性、とくにストーリー性があればドラマになります。
ストーリー性は、過程を共有することで生まれると思います。過程があって、結果が映えます。
ただ一方で、気張らず、まずはやってみて試行錯誤が一案かと思います。やってみないとわからないですものね。ましてや好きなことならば、自然と継続できます。
穂高 唯希
迷ったらやる
これでいきましょう(笑)
回答になっていれば幸いです。
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だれかの役に立つコンテンツは、ある意味で無限にあります。
負のエネルギーは総量が大きいので、うまく昇華させると強いです。