いま買いたい日本の高配当株:MS&AD
いま買いたい日本の高配当株は、損保大手「MS&ADホールディングス(8725)」です。
株価はカルテル疑惑で調整中、配当4.8%
MS&ADの株価は直近高値から4%ほど下落。配当利回りは4.8%と高い点は魅力です。直近の増配率は20%(200円→240円)で累進配当の傾向です。
PER8.94、PBR0.89という指標も同業他社の東京海上と比べるとかなり割安感はあります。
カルテルは国内のみなら課徴金は限定的か
現在、損保大手各社の株価はカルテル疑惑で下落しています。東急グループや仙台空港に対する保険料を事前に談合していたとされています。
言ってしまえばカルテルは古くは海運会社など寡占産業で昔からおこなわれてきたことです。独占禁止法の概念が日本の敗戦後に米国から渡来してから禁忌となりました。
国際カルテルでは各国の司法当局から課徴金が課され、EUなどは課徴金が多い事例もあります。ただ今般の損保の件を見るかぎり現時点では対象が国内のみなので、カルテル自体の影響は限定的だと考えます。
規模に応じて積み上げやすい業態
MS&ADは主に損害保険を扱い、生保も育成中。中核会社は三井住友海上です。
自動車保険も生保も継続的な保険収入が見込め、規模に応じて利益を積み上げやすい業態です。したがって損保首位級のMS&ADも規模のメリットが見込めると思います。
東京海上と比べると割安感あり
同じく首位級の東京海上と比べると東京海上のほうが会社としては魅力的ですが、MS&ADと比べると割安感はないです。配当利回りも3.8%程度ということで、いま投資するならMS&ADに食指が伸びます。
まとめ
- MS&ADの株価は直近高値から4%ほど下落。配当利回りは4.8%とかなり高い
- 現在、損保大手各社の株価はカルテル疑惑で調整中
- PER8.94、PBR0.89という指標も同業他社の東京海上と比べると割安感あり
- 累進配当の傾向
一部資金を割いておき、さらに調整すれば買い増してもよいかなと考えています。