FIRE後に感じる現代の贅沢とは
高級グルメ、高級旅館、高級車。
モノがあふれる現代では、お金を出せば多くのものが手に入りますね。
一方、『#シンFIRE論』でも記したように、数字には罠があります。
数値化できるもの(例:お金)には上限がないので、数字という1つの尺度で他者と容易に比較でき、その結果、際限なく追うことにもなりかねません。
贅沢に感じる1日とは
そんな現代で、今日は家族とこんなふうに過ごしました。
- 庭と畑の草刈り
- おやつ「農家さんのキュウリ with 味噌」
- 近くの温泉へGO
- 空腹MAX → 夕飯
こんな1日こそが、贅沢だなぁ…としみじみ思うのです。結局お金かかってない。
自然の中で体を動かすという贅沢
庭の草刈りってたのしすぎて、1日中やってたら手のひらにマメできました。草刈りでマメができるとは。
田舎なので庭と畑が広く、約2週間ごとに雑草との終わりなき熱闘が繰り広げられます。なんせ大量の雑草がぐんぐん伸びるのです。
以前までハサミでチョキチョキ…チョキチョキ…と切りまくってたわけですが、さすがに草刈り機を購入(笑)
これがなかなか重くて、筋トレにもなり、数時間やればヘトヘトであります。
この、庭・畑仕事が最高なのです。草を刈れば刈るだけ庭と畑が綺麗になる。雪かきと似たものがあります。
仕事で座ってパソコンと向き合うことが多い現代では、自然の中で体を動かすこと自体が希少になっていき、ある種の贅沢だと個人的には感じます。
日本が誇る「夏のおやつ」
これだけ肉体を使うとお腹が減ります。そこで、おやつはこちら。
近くの農家さんとれたてキュウリ with 味噌
これぞ代々伝わりし、日本の誇るべき夏のおやつですよ。
あぁ、風情と趣きがあって、いいですね。こういうときに昔の人は短歌や俳句を詠んだのかもしれません。
作物を育て、食べるという贅沢
じゃがいも、ねぎが育ってきました。作物をつくり、食べる。
そんな素朴な営為もまた、贅沢なのです。
近くの温泉へ
大自然を眼下に見下ろせる展望露天風呂が近くにあります。500円。
内風呂でヒノキの匂いを鼻孔に充満させ、汗だくの身体を露天風呂とサウナで清めます。たまらんち。
まとめ
- 肉体労働ゆえに学生時代のような強烈な空腹感を覚え、
- 庭が目に見えて綺麗になっていく様子を満足げに眺め、
- 新鮮な地産食材でおやつを食べ、
- 山々を望む温泉に入って汗を流し、
- そして夕食
こんな1日も、FIRE後に感じる贅沢の1つなのです。
高級旅館も知ったからこそ、格安ゲストハウスのよさも再発見できる。電子機器にまみれた日々を経たからこそ、土と草にまみれた日々のよさを再発見できるのです。
結局こうした1日にお金はかからないんですよね。一方でお金が必要なときにポンと使う。そのメリハリもいい。
そしてこうした1日は(江戸期に数々の外国人が感嘆して記したように)、日本の先祖が素朴でありながら満たされる1日の過ごし方なのではないか、そんなふうにも思うのであります。
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