幸せを感じるための日々の過ごし方
1年は約50週間ですから、人生80年とすると、約4,000週間です。
私たちはこの限られた時間を生きているわけで、私もこの有限性を頻繁に意識します。
だからなのかもしれませんが、以下のような時間を過ごせたことに満足感を覚えるようです。
- なにかを学んだ1日
- なにかを感じた1日
- なにかを与えた1日
- だれかと過ごした1日
終わりへの意識
学生時代なんかは、まるで人生がいつまでも続いていくような錯覚をおぼえやすいのではないでしょうか。まだまだ若く、肉体的にも成長途上。これから伸びていく感覚も持ちやすいでしょう。
しかし30を過ぎれば肉体的には一般的に徐々に盛りを過ぎることになります。すると、若い頃より人生の終わりというものを意識しやすくなるように思います。
これは後ろ向きに悲観しているのではなく、むしろ人生の有限性を明確に認識するという大いに前向きな姿勢です。
そうして終わりを意識すると、一つひとつのことを大切にするようになると思います。こんなことを聞いたことはないでしょうか。
夫をなくした妻
何気ない朝の見送り、喧嘩のあとプライドが邪魔して自分から謝らない――。
(人生の)終わりを本当に意識できれば、そうしたささいな日常が本当に一変します。行動一つひとつが変わるからです。
ただ、「終わりを本当に意識する」ということが難しいのですね。大病に侵された人がその後変わるのは、終わりを意識する出来事を経験したからでしょう。
知人
そんな考えもあると思います。人それぞれです。
先日、友人がこう言っていました。
友人
自分を知っているからこその結論だと思います。
人によって考え方や価値観はさまざまであり、万人に共通する正解はないと思います。万人に共通するのは、人生の有限性です。
その有限の時間、一つひとつのささいなことを大切に思えるか。そのためには、人生の終わりをいかに切迫したものとしてとらえることができるか。
そういった点に帰着するのではないかと思います。