「どう生きたいのか」という終わりなき旅
こんな本を読みました。
就職を控えた学生は、とくに参考になると思います。
私自身が考えたり発信してきたこととも親和性のある内容でした。
- はたらくとは、どういうことなのか
- 好きなこと、強み、どう見つけて生かすのか
こういった命題を、若くから考えることは、核心的な人生観を築く一助になります。
そういったことが、若くして会社を辞めNPO法人「キャリナビ」の代表となった、平尾ゆかりさんが著しています。
結局、どういう人生を歩みたいのか
本の内容からは離れますが、最近やはり思うのは、FIRE前も後も、どのような状況であっても、
- 結局1度きりの人生、自分がどうありたいのか
という人生観に帰着するんですよね。
自分の人生を決めるには、決断力が必要です。「決断疲れ」という言葉があるように、人によっては決めてもらうほうがラクと思う人もいるでしょう。
その意味では、人によって人生で何が大切なのかは異なるでしょう。
結局、「自分がどういう人間で、どう生きたいのか」に帰着するということです。
- お金持ちの人に会っても、
- 豪邸でお茶をいただいていても、
- 家族と過ごしていても、
- おいしいごはんを食べていても、
- テニスをして旅行していても、
最終的には、「どういう人生でありたいのか」次第で受け止め方もまったく変わります。それによって、何に価値を置くのか一変します。
たとえば豪邸に行っても、最初は「すごいなぁ~」と思いつつ、最終的には「でも自分がそれをしたいかっていうと…」といった具合に。価値観が定まっていれば、最終的にブレないわけです。
「終わりなき旅」
もしかすると、人は一生、「人生どうありたいのか」という究極的な命題を探し続けるのかもしれません。いったん見つけたと思っても、好奇心からまた旅に出てみる。
そんな壮大な終わりなき旅に出られること自体が、衣食住足りているという恵まれた環境だからこそできることだと思います。
衣食住足りてなければ、まずは生きることに精いっぱいですものね。どう生きたいのかを考える前に、明日のパンにありつくのが喫緊の課題です。
ですから「あるものを当たり前と思わず、感謝する」といったことも大事にしたいことです。
こうして弊ブログを読んでくださる読者がいること、そのことに多大な感謝を申し上げたいとよく思います。