「裕福になりすぎた」という日本。先の5年、10年を考えて努力できるか(@大鵬相撲記念館)

Twitter

大鵬相撲記念館での学び(北海道・弟子屈町)

かつて「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉があったように、数々の大記録をかつて打ち立てた大横綱『大鵬』の功績や歴史に触れられる記念館(@北海道 弟子屈町)に行きました。

館長にも直接いろいろ話をうかがいました。感じたことや学び、印象的だったことを記します。

厳しい生活で培われた、努力と土台

共感する、印象的な言葉が数多くありましたので以下紹介です。

  • 生活は厳しかったが、まき割や水汲みなどの力仕事を手伝い、体の土台が培われた
  • 毎日しこ500回、てっぽう2000回
  • 厳しい稽古は生活していくために当たり前のこと
  • 最初から天才なんて、バカ言うんじゃないの
  • かつて相撲王国といわれた道内出身の関取は1人だけ、道産子力士勢の衰退を憂い、大相撲に個性的な力士が減ったことを嘆く

5年、10年先を見据えた努力

  • 苦労のおかげで今日がある
  • 先の5年、10年を考えて努力してもらいたい。楽しいことはひとつもないが、結果は最後に「よかった」と出てくる。
  • 日本は裕福になりすぎてぜいたくすぎる。耐えることがない。(横綱は)孤独です。結局自分しかない。つらい思いをしてまで相撲社会に身を投じなくても食べていける時代になっている。
  • 日本人横綱不在や若手力士の話題に移ると、「耐えることがない」と若手に苦言。けいこ不足も指摘。

「すぐに結果を求めるな」

そんなメッセージも感じました。

現代はスマホやネットですぐ答えが見つかります。ゆえに自分で自分なりの答えを見つけずに、他人の答えを知ってわかった気になることがある。でもそれは本当の意味で答えを知ったことには決してならない。

自分で考えて、主体的に行動して、実体験を通じて知り得たことが確固たる行動規範と人生哲学につながる。表面だけなめて、自分で言葉を紡がずに、言葉だけ借りて分かった気になっているのは勘違い。

そんなふうに思います。

館長といろいろ話しました。家庭内教育の重要性、時代背景のちがい、モノがあふれる日本で失われつつある道徳観――。

新刊『#シンFIRE論』に記した内容と通底します。

上に紹介した記事が印象的だったので、私の感想を率直に館長にぶつけました。すると、快くいろいろお話してくださいました。大鵬が実際に来館したときに言っていたことなど。

詳しくはstand.fmでも話しています。阿寒湖で出会ったおばさまの話なども。

旅先で資料館などを訪れ、地元の人と話す。こうして人から直接得た情報や感慨が核心的な人生体験となり、その後の人生を確実に形作っていくのだと思います。

なお、本記事における写真は館長の許可を得て撮影しています。

新刊「#シンFIRE論 経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法」
騒がしすぎる世界で、「主体的」であれ
スポンサーリンク

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

外国株式ブログランキング

Follow me by FREETONSHA

公開日: