世界の中央銀行の金購入量が史上最多(2022年)

出所:Metals Focus, Refinitiv GFMS, World Gold Council
World Gold Councilによると、2022年における世界の中央銀行の金購入量は1,135.7トンと最高を記録し、前年の450.1トンから大きく増加しました。
主要な買い手は以下の通りです。
- トルコ(148トン)
- 中国(62トン)
- エジプト(47トン)
- カタール(35トン)
- イラク(34トン)
- インド(33トン)
- アラブ首長国連邦(25トン)
見ての通り、脱ドルを表明または米国と距離を置く国々が多く含まれています。トルコ、中国、産油国、インド。
趨勢的に脱ドルが底流にあるなかでは、これら国々の中央銀行が金の主要な買い手となり続ける可能性があること、そして金価格の下支え要因になる可能性を念頭におきたいと思います。
関連記事
静かに進む「脱・米ドル」と「金への逃避」
「脱・米ドル」を示唆するニュースが昨今増えています。
考察するとともに、実際に最新...