目標を達成したあと、どう生きるのか
読者
あと数年でゴールが見えていた矢先、
思いがけず目標を達成することになりました。
ところがぜいたくな悩みかもしれませんが、
悶々とした日々を過ごしています。
題名: あれ、達成してしまったやん。
三菱サラリーマン様
いつもブログ楽しみにしています。
「#シンFIRE論 経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法」
新冊おめでとうございます。
気づかさせることがおおいにあり、暇さえ有れば読み、今3周目です。(信者ではないです。)
以前、『宝くじに当たったら…』で質問して、ご回答して頂いた者です。
予想以上にシンプルな回答に、はっとさせられた記憶は今でも忘れません。
相変わらずtotoを買っていますが、残念ながら当たりません。
実は私、7年前から健常者から身体障害者にクラスチェンジしています。
それでも運良く外資系企業に拾って貰い、時に楽しく、時に辛酸を舐められてもいますが、総じて愉快に勤めています。
今は『彼女や彼氏とのデートは、公園で手作り弁当ピクニック』に行くような彼女はいませんが、仕事と休日と毎日楽しく過ごせています。
今年、父が亡くなりました。
親族間で遺産を巡る骨肉の争いがあるのではと思ったら、『マンション要らない。株、現金だけちょうだい。』と言われ、築15年の駅近のマンション(ローン完済済み)を遺産相続します。
約5年程前、この身体では、いつまで働けるかは分からない。
もし給料収入が無くなったらと思い、『マズローの欲求5段階説』の第二階層「安全欲求」=『住居の確保』を配当金で満たすため、資産運用をはじめました。
住みたい物件の家賃相場には及ばないものの、あと数年頑張ればゴールが見えてきた矢先、遺産相続の結果、掲げていた目標がなくなりはじめました。
親族には大変感謝して、しきれません。
ですが、贅沢な悩みかもしれませんが、悶々とした日々を過ごしています。
掲げていた大きな目標を外部要因により、思いも掛けず達成してしまったとき
三菱サラリーマンさんなら、次の行動に移せますか。
コメント頂戴できますと大変うれしく思います。
文末になりますが、お体ご自愛下さい。
何度も新刊をお読みいただいているとのこと、うれしいかぎりです。参考になっていれば幸いです。
さて、以前こんなツイートをしていました。
セミリタイア目指してる。目指してるけど、実際に達成後にセミリタイア目指してる時期を振り返ると、この「目標めざして突き進む時期・過程」こそが実は人生でも彩りのある1つの時期に思えるかも。
眩しく見えるセミリタイアは、達成後に色褪せる気もする。
でも、それを踏まえても絶対達成したい。— 穂高 唯希|新刊 #シンFIRE論 (@FREETONSHA) August 5, 2018
目標に向かってひた走っているときは夢中です。青春と同じで、淡く彩りあるオレンジ色の日々を過ごしていることにその時は気づかず、後になって気付いたりするものですね。目標達成に向かっているとき、まさにそんな可能性も充分あると思い、ツイートしました。
今まさに思うのは、懸命に生きる、本気で生きる、そういう日々の姿勢が充実をもたらすと思うのです。目標というものは、本人が本当に達成したいものであれば、必然的に本気で懸命にめざします。だからこそ、充実感をもたらします。
目標を達成し、目標がなくなると、本気で生きなくてもよくなるのです。だからこそ燃え尽き症候群や、逆に悶々と過ごす日々を迎えることになるのだと私は思います(私も実際にそう感じた時期がありました)。
よく修行僧のようにストイックだという声をいただきました。本人は意外とそのはたからストイックに見える行動に、充実感を感じていたりします。なぜなら、ストイックすなわち懸命に本気で生きているからです。
つまり、目標の有無よりも、本気で懸命に生きているかどうかが充実した人生に必要なことなのではないでしょうか。
本気で懸命に生きるための1つの方法として、「目標達成をめざす」という行動がある、という位置づけです。つまり、本気で懸命に生きていれば、たとえ明確な目標がなくとも充実した人生は送れると思います。
では日常で本気で懸命に生きるとは、どういうことでしょうか。
① 身近な人への貢献
家族が仕事から帰ってくる前においしい料理を自分でつくっているときのほうが、つくっていないときより充実感を感じます。
これは、だれかのことを本気で想って、行動しているからではないでしょうか。
身近なことからコツコツと、ですね。
② 挑戦
新刊のように、新たな分野や切り口で人の役に立とうと挑戦しているときのほうが、何にも挑戦せずに過ごすより充実感を感じます。
これも、だれかのことを本気で考えて、行動しているからではないでしょうか。
③ 学び
読書、語学、習い事。方法はなんでもよいので、学ぶ。
「今日はこれを学んだ」「今日はしっかり学んだ」
そう思える日は、充実感がありますね。
これも、本気で学んだからこそ、充実をもたらすのではないでしょうか。遊びだって、本気で遊べばそこに充実はある。
④ 応援
自分以外の誰かの目標達成を応援する。
プロ野球選手は、その多くが引退後に指導者や解説者になりますね。自分の経験を生かせ、だれかの目標達成の応援にもなります。充実感を感じられるという意味で自然な流れのように思います。
また、事業に成功した人は、同じように成功したい若者を応援する人が多いです。
綺麗事を言うつもりも聖人君子を装うつもりもありませんが、自分を満たしたあとは、他人を満たすように努めることで、自分もより満たされる段階に入るのではないのでしょうか。
不特定多数の人々を応援する場合は、「自分がどんな分野で役に立てるのかを考える」ことでもあります。現在、企業でお勤めされているということは、今のお仕事の分野で人の役に立つ知識や経験を積めている、ということでもありますね。
「本気で懸命に生きる」
この姿勢こそが日常に彩りをもたらすように思います。
「やるかやらないか、迷ったらやる」
これもすなわち、本気で生きることにつながりますね。
下段に参考になりそうな関連書籍も載せておきます。よろしければ。
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身近な人への貢献として、こんな方法もあると思います。
これも懸命に生きている証ですね。
これは、今もそう思いますね。
関連書籍もご参考まで、紹介しておきます。