中国で異例の反政府デモ、動画内の中国語と現地の友人の状況を確認

Twitter

中国で異例の反政府デモ、動画で叫ばれている中国語と友人の状況

【読売新聞】 【上海=吉永亜希子、北京=吉田健一】新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込める中国政府の「ゼロコロナ」政策に対する国民の反発が強まり、26~27日に上海市や北京市など中国各地で抗議行動が相次いだ。SNS上では、住民らが

北京、上海、広州など複数の都市で動画が上げられています。SNS上の動画を見ると乌鲁木齐路(ウルムチ・ロード)などの標識も確認でき、私も上海で何度も通った道でなつかしいです。

警察当局が棒立ちで傍観のまま取り締まらないシーンが、印象的ですね。今までこの手のデモは速攻で当局が鎮圧姿勢を見せていました。とはいえ、警察が市民を殴打しているとされる動画もあったりと、全体像は一部のシーンだけではなんとも言えないところです。

実際にSNSにアップロードされている現地の動画では、次のような文言が叫ばれていることを自分の耳で確認しました。

  1. 习近平下台!
    (習近平、辞めろ)
  2. 解放新疆!
    (新疆ウイグル自治区を解放せよ)
  3. 我们要自由、平等、民主、法治!
    (自由・平等・民主主義・法治主義が必要だ)
  4. 我要看电影!
    映画見たいねん!

①・②は政治的な色彩である一方、③は基本的な人権に関連するもの。④は「日常生活を制限されている(ゼロコロナ政策)ことに対する反発」と見てとれます。北京の友人によると、一部の公園やスーパーなどもゼロコロナ政策で立ち入り禁止だそうです。

私の友人(上海在住の上海人)は、ゼロコロナ政策の現状について、次のように話していました。

友人(上海人)

現在のゼロコロナ政策では、スーパーに行って、もしコロナ感染者が同一地点で確認されると、そのままスーパーから出ることを禁止され、数日のあいだ帰宅できなくなる。だから、外出するときは寝袋を常に持ち歩く人もいる

別の友人は、こう言います。

友人(北京人)

ゼロコロナ政策で出社できず、家で仕事。3日に1回、PCR検査をしなければならない

そもそも中国の賢明とされる指導者たちが「なぜ経済を犠牲にしてまでゼロコロナ政策に固執するのか」というのは疑問でした。その背景は、今年読んだ以下の書籍「数字中国 デジタル・チャイナ(著者:西村友作)」で、次の通り解説されていました。

「中国では、病院の数などの医療体制が一部の地域を除いて全体的に脆弱であり、感染が爆発すると医療体制が維持できなくなる」といった背景が指摘されていました。

なるほどその論ならば、経済を犠牲にしてまで医療体制ひいては政治体制の維持を優先することは、中国の権威主義的な思想上は納得感があります。真偽のほどは別にして。

そして、確かに私も彼の地にいた時期に思いましたが、中国の病院における医療技術の信頼性・地域間格差や、いわゆる大病院と町医者の格差、加えて医師という職業の社会的声望の有無は、日本のそれとはいささか異なります。

ちなみに、北京の友人はこうも言っていました。

友人(北京人)

「どうしたら日本に移民できるのか知りたい、いま中国では多くの人が外国に移民しようとしている。カナダは永住権を得るには100万人民元が必要」

こうも言っていました。

友人(北京人)

「外国籍を取得するためではなく、あくまで永住権が欲しい。そうすれば、中国ともうひとつの国の2か国を行き来できる」

実利的な一面ですね。実利主義的な傾向はやはり見いだせると思います。

関連記事

中国人が日本で爆買いできる理由。背景に不動産価格高騰と強制退去による恩恵。
中国人が日本で爆買いできる背景として、現地の人から中国語で聴き取った情報を元に以下理由を挙げて詳述します。 ▶...

「ウイグル人という罪」の内容は筆舌に尽くせない
「ウイグル人という罪」の内容は筆舌に尽くせない (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffilia...

中国で18歳の女子高生から旅行に招待されて、全奢りしてもらった話
中国で突然18歳の女子高生から旅行に招待されて全奢りしてもらった話 タイトルの通り、日本人にとっては少し不思議というかあまり日常で体験しな...

【体験談】中国語を半年でマスターする方法【留学】
6か月でネイティブに間違われるレベルに到達できた語学習得法 中国語を習得(半年以内にHSK最高級取得)した経緯について書きたいと思います。...
Twitter
新刊「#シンFIRE論 経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法」
一度きりの人生、経済と精神の自由を得るための主体的思考法「#シンFIRE論」〜予約受付中
スポンサーリンク

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

外国株式ブログランキング

公開日: