環境がよくもわるくも人を変える(男性サラリーマン編)

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環境がよくもわるくも人を変える

時とともに人は変わることもありますね。

たとえば以前は一切マウンティングと縁遠くともいつのまにかそうなることもあります。

変化した原因を特定することは難しいかもしれませんが、環境や特徴的な組織に属していることと無縁ではない可能性があります。

男主体の組織でいれば、動物園の猿山のように「おれのほうが強いぞ」と相手に示威するマウンティング合戦です。それは男性に備わるある種の本能に似たものなので、この現象自体はもはや仕方のないことだと思います。

しかし目の前で繰り広げられるマウンティング合戦に日々さらされているうちに、そのマウンティングから自分を守るためにも、ときに自分を強く持たなければいけなくなります。

虚勢を張り、強い自分を見せ、相手を威圧する。

防衛本能がそうさせるのかもしれません。なので、本人がどうこう以前に環境がそうさせた可能性があります。

私自身もサラリーマン時代は、日常的に目の前でマウント合戦が繰り広げられていました。こちらはまったく張り合うつもりや競争するつもりがなくとも、いつもだれかが同じ土俵に上がってきて張り合ってくるのです。

「比較して張り合う必要はなく、別々の土俵で各人が自分を磨けばええのに…」とよく思っていました。

ですから、FIREしてうれしかったことのひとつは、マウント合戦から距離を置くことができたことです。心も穏やかで、自分らしくいられます。

日常的に接するものに、人間は確実に影響を受けます。しかも自分では気づかない。

その影響を客観視するために、定期的に友人など、会社以外の人々と意識的に会うようにしていました。

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私はこれを「洗浄」と呼んでいました。このような作業は定期的に必要だと私は思います。そうして、本来の自分や、以前の自分を認識でき。ズレが大きくなる前に修正するのです。

自分らしくいられる時間を1秒でも1分でも多く持つ。

人生の満足度向上につながると私は思います。

社会では、仮面をかぶることも、ときに必要です。

しかし、かぶりすぎると、仮面をつけている自分が本来の自分かどうかすら、いつしかわからなくなってしまうのが人間ではないでしょうか。「慣れる」生き物だからです。

サラリーマンという環境であっても、自分らしくいられる世界や、自分らしくいられる時間を、意識的に自分で設けることがたいせつだと私は思います。

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公開日:2022年11月18日