「国民保護に関する情報」がテレビで表示
物々しい画像がテレビで表示されました。
以前は北朝鮮からミサイルが発射されても画面上部に速報が表示されるだけだったと記憶しています。今回は射程が長いため、このような周知となったのでしょうか。
歴史的に振り返れば、世界恐慌後に大戦となったように、国として経済面などで手詰まり感が出ると、人類は戦争という手段に活路を求めた過去は念のため認識しておきたいですね。
投資と同様、日常生活もリスクを想定しつつ、できるかぎりの対応策を日頃から練っておき、いざリスクシナリオが現実化したときに、行動に移せるようにしておくことが肝要と思います。
その際に教訓となるものは歴史であり、自分や家族などの自活能力・生存能力などが要素になるのでしょう。金融資産がいくらあっても、有事の際には意味をなさないでしょう。
ましてや日本の戦後体制は国防という国家的中枢機能を他国に依存するという、有事に脆弱な体制であり、その事実に対して危機感を共有する国民の意識的土壌も(表面的には)満足にみられない状況。
そのような状況では、とても有事に対応できる体制が国民国家として構築されているとは思いにくいのも事実。まことに遺憾ながら。
この数年ほど、日頃から世の機微を感じ取り、リスクシナリオを想定し、自分なりに頭の体操をしておくことがより大切になってきているような気がします。
投資と登山をやっている身としては、リスクに対しては鋭敏なぐらいでちょうどよいと実感しています。万事、備えておくに越したことはないですね。