S&P500の空売りポジションを拡大

Twitter

S&P500の空売りポジションを拡大


米国株は今週反落し、9月の安値を割り込みました。形状としては弱いですね。

目先の株安要因
  1. インフレ継続
  2. 企業業績の悪化

②が今後表面化していくシナリオを頭に入れつつ、①が現在も継続ということで、「米国株に対する逆風は引き続き存在していくであろう」といったところでしょうか。

現有ポジションのまま、あるいはやや空売りの量を調節して引き続き見守りたいと思います。

S&P500は大幅下落、インフレリスク継続を確認

上述の通り、今週に入りS&P500の空売りポジションを少し拡大しています。売りはあくまで短期の順張りに限り、いずれは買いに転じます。

9月14日発表の米消費者物価指数で印象的だったことは、「市場が依然として楽観傾向にあったことを示唆した」ということです。なぜなら、さほど意外性のない消費者物価指数に対してS&P500が4%を超えて下落したからです。

市場参加者

インフレは長期化せず、景気や企業業績の悪化もなく、そのうち利下げに転じ、また株高トレンドに戻るんちゃうかな

「このような期待が、7・8月は市場に充満し、米国株は上昇。この期待がはく落してきたのが今月」といった感じに見受けられます。

「インフレが8%の水準で長期化する可能性が低い」と見ることは妥当性があるように思うものの、「FRBが目標としていた2%の水準まで短期的に下がる」ことはさすがに考えづらいと思います。

そのため、「金融引き締めが急停止し、景気や企業業績の悪化もなく、利下げに転じて株高に追い風となる金融政策に戻る」ことはおよそ考えづらいのですが、市場はその楽観シナリオにかなり期待していたからこそ、その期待がはく落して大幅な下落につながったという見方ができます。

インフレの内訳(出所:三菱総合研究所)

現に、エネルギー価格の下落を背景に、総合CPIは2カ月連続での伸び鈍化となったものの、コアCPIの伸びは加速。米国のインフレ圧力は根強く、とうてい2%に急低下するとは考えづらい状況です。

金融引き締めから景気と企業業績の悪化までにはタイムラグがあり、これらはまだ本格化しておらず、市場はこれから織り込むかたちでしょうか。

「景気や消費の悪化、または株安によって、需要縮小からインフレ低下」という伝統的な経路をメインシナリオとして頭に入れておきたいところです。逆に言えば、「株安なくしてインフレ低下なし」というシナリオを考えておきたいということです。

市場がすでにこれら現況を意識し、織り込んでいるならば下落余地は限定的だと考えられます。しかし冒頭の通り、まだまだ根強い期待があるのでしょう。

背景には、やはり米国株が長期的に上昇してきたことがあるのでしょう。「今まで上がってきた、しかもコロナショックではV字回復をした。だから今回も」という根強い期待が広がる要素はそろっていますね。

市場に現実と乖離した期待があるときこそ、市場にゆがみが生じると考えられます。

関連記事

S&P500は続落、50日移動平均線を割り込む。株価、金利、企業業績、中央銀行の関係。
S&P500は続落、50日移動平均線を割り込み、4000割れ 下げてきましたね。 上図の通り、50日移動平均...
新刊「#シンFIRE論 経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法」
騒がしすぎる世界で、「主体的」であれ
スポンサーリンク

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

外国株式ブログランキング

Follow me by FREETONSHA

公開日: