本日は投票日
海外の友人に言われることがあります。
「日本人は政治に無関心って聞く。そうなの?」と。
昨日も、台湾人に言われました。
政治とは、もっとも国民の生活に影響があり、密接に関わるもののひとつ。
政治に無関心でいられても、無関係ではいられない。無関心であること自体は褒められたものではないと思います。
自分がどういう国に生きているのか、どういう国であって欲しいのか、子や孫にどういう環境を遺したいのか――。
民主主義である以上、国民主権である以上、これらを決めるのは国民。人任せではなく、国民が主体的に決めていくこと。
「政治を話題にすることがタブー」では、明るい道を拓けないのではないでしょうか。
投票は、しっかり考えて、自分で主体的に行動を起こす国民の責務。
しかし考えるにしても、「候補者も玉石混交で、主張もあいまいで抽象的なことばかり」という状態では、決め手に欠けてしまう。
有権者も賢くならないと、政治はよくならない。国民が政治家を選ぶ以上、政治は国民を反映する鏡。
だから、結局は教育だと思うんですよね。
科学技術にしても、道徳観にしても、政権選択にしても、人を形成する教育が根幹。
教育で人はいかようにでも変われてしまう。
国民一人ひとりが、それを認識し、家庭内教育をおこたらず、立派な人間を、家庭と社会で育てる意識が大切だと私は思います。
すぐには変わらない。でも長期目線でやっていくしかない。
「今まで積極的に投票したい政党がなかったから、消去法で消極的になってただけ」、だから国民が政治に無関心になってきた可能性もあります。
本当に日本をよくしたいという強烈な熱意と意思を感じる人には、関心は持つ。
今回の参院選は、新しい風がみられます。
本当にそうなのか、まだ確定的なことは言えない。もちろんわからない部分もある。しっかり見極める必要もある。多面的に見る必要もある。
魂を揺さぶるような、みずからの人生を捧げてでも日本をよくしたいと願う強烈な熱意には、多くの人の心を打つのでしょう。
消去法ではなく、積極的に投票し、その後の姿をつぶさに見たいと思えるところが出てきたか。注目しています。