米国株とコモディティの現状と相場観を確認

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米国株の現状と相場観を確認

ツイッターで「現在の厳しい相場環境で、相場観はどのような感じか」といったご質問(と解釈いたしました)がありました。

現在の相場を私なりにざっと振り返ってみたいと思います。

S&P500

米国株を振り返ってみましょう。下図はS&P500の年初来チャートです。

戻り高値を奪還できない状況が続いていますね。この観点からは、現時点では引き続き下落トレンドと見なせます。

先日の反発(6月下旬)は、前月ほどのもみ合いが続くわけでもなく反落。もう少し強めの反発が一時的にあってもおかしくないと思っていましたが、弱いですね。

状況が状況だけに、つまりインフレ状況や金融政策に大きな質的変化がないかぎりは、弱さが目立つ展開を意識しておきたいです。

コモディティ

下図は金(ゴールド)ETF【GLD】の年初来チャートです。

ウクライナ危機で高値をつけてからは反落。5月以降は横ばい。直近やや弱めです。

ゴールドは横ばい程度ですが、シルバーや小麦なども直近けっこう弱いです。

コモディティにとっては、

  • 「インフレ」というプラス要因
  • 「金融引き締め」というマイナス要因

が綱引きしてきたところに、景気後退を織り込んできた感じでしょうか。アナリストのリセッション観測も増えた印象です。

金融政策が再び緩和に転じるまでは、反発も弱めでしょうか。

投資行動

個人的な投資行動としては、先日売却した【SPXS】を再度買うタイミングを引き続きうかがう感じを想定しています。

SPXSとは、S&P500のベア型(下落すると価格が上昇する)ファンドです。

思ったより米国株の反発が弱かったので、その点も踏まえてマーケットを見たいと思います。

株式のポジション自体は1月に落として以来そのままなので、相当下がらないかぎりは買いはまだ控え、現時点では売り目線です。

マーケットとはある程度の距離を取りつつ、大きな変化があればのぞくような感じでしょうか。

以上ざっくりではありますが、所感と相場の概況です。

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