株式市場の本丸はどこか
マーケットがウクライナ情勢で短期的に振れているように見えます。
しかし中期的に本丸となるのはむしろインフレ状況・景気後退リスク(両方ならばスタグフレーション)であると引き続き注目しています。
このインフレ状況に間接的または直接的に影響する要素としてのウクライナ情勢があるという位置付け。
ウクライナ情勢が仮に急速に進展を見せた場合、短期的にマーケットは返すことは想像されます。
ではありつつも、結局はインフレ率の高止まりとイールドカーブのフラット化が続いている状況であれば、マーケットはやはりそこに焦点を当てていくことになると考えられます。
現在の政策金利は依然としてインフレ率を大きく下回る状況が続いています。
肝心要のインフレが沈静化しないかぎり、以前述べた通り、FRBはジレンマに陥り、結局市場に配慮する選択肢は実質的にはないのではないか、というのが引き続き現時点における考えです。
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