今後FIRE生活をする中で、どのようなことに取り組んでみたいか。
本記事は、ある大学の方から「卒業論文の制作のためにインタビューしたい」というご依頼に対して、ブログであらためて回答しています。
大学生
今後どういったことに取り組みたいか
今までの人生、特に20代以降に「自分がどのような人間なのか」を逐次的に客観視をしてきました。
その結果、自分が
- 好きなこと
- 避けたいこと
- やりたいこと
- 時間を割きたいこと
- 楽しく感じること
- 打ち込めること
- 人生を賭けてもよいと思っていること
などが、だいたいわかっています。
また、自分が「一度これをやると決めたら、精神一到、万難を排して目標に向かって猛進する性分であること」もわかっています。
その対象が、経済的自由であれ、ゲームであれ、なんであれです。
そして今は主体的に意志決定を行うことができます。経済的自由を得たからです。おおむね自在に取捨選択ができる状況です。そのような環境を醸成すべく頑張ってきました。
ではそんな今、なにに取り組みたいか――。それは、あまり方向性を明確に決めずに、その時やりたいと思ったこと、気が向いたこと、面白そうやなぁと思ったこと、これらと都度しっかり向き合って全力で取り組むということです。
「なんかちゃうなぁ」と思えばすっぱりやめる。
「これおもろいなぁ」と思えば打ち込む。
なぜ「あまり方向性を明確に決めないか」というと、「方向性を決めるとほかの可能性・ベクトルを排してしまうことになる性分・傾向である」と自分でわかっているからです。
せっかく人生における自由度が増した時期です。決まった毎日・決まった方向性・決まった予定とは距離を置きたいと思っています。私は独創性を尊しとしています。価値を感じるものに注力する。これを継続していくということです。
よって、回答としては「今後取り組むことは具体的に決めない。自由度があるからこそ、その時の自分の志向に応じて自在に決める。そして他者のためになにかできることがひとつの条件であり責務」ということになります。
私たちが社会で生きる以上、社会の構成員です。多くの人々の役務やサービスによって私たちの生活が成り立っています。スーパーで働く人、公共交通機関で働く人、建築業で働く人、そういった人たちがいるから社会は円滑に回るわけですね。
ですから、社会性のある活動はやはり続けていく責務があると思っています。それが結果的に人生の精神的な満足度を上げることになると実感しています。
逆説的ながら、FIREを達成したことで社会性について以前より考えるようになった人は多いのではないでしょうか。
似たようなスケジュールは一日としてない
取材でよく「一日のスケジュールを教えてください」と言われます。恐縮ながら回答に苦慮します。とある一日のスケジュールを答えることになります。
なぜなら、ひとつとして同じスケジュールの日はないと言ってよいからです。
同じ日常の繰り返し、似たような日常の繰り返し、単調な日常の繰り返し――。
そういったものから解き放たれるべく、私は経済的自由をめざしてきたわけでもあります。
Future is yours
- 自分が1年後なにをしているのか全くわからない
こういった状況に私は魅力を感じます。先の見えている人生なんてつまらない。私はそう思うタイプの人です。
平々凡々なものよりも、独創性を好みます。凡夫であるぐらいなら、変人であることを好みます。いえ、なによりも「自分」であることを好みます。
1度きりの人生、自分らしく生きることができないことほど悔いの残ることはないでしょう。
今後どういったことに取り組みたいか。言うなれば、外の声によって仮面や鎧をまとうのではなく、内なら声を聴き、「本来の自分」であり続けられる活動に取り組む。そんな風に言えるのかもしれません。
以上述べてきたことは、誰もが一度は「こうありたい」と思ったことかもしれません。しかし一心不乱にやってきたひとりの人間が実際に現実にしたことです。「こうしたいけど実現は難しいよなぁ」と後ろ向きに思うのではなく、「実現した人がいる」と前向きにとらえる人がここ日本にも増えることを願いつつ、結ばせていただきます。
Best wishes to everyone.
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