FIREを達成した後、一番初めに感じた思いはどのようなものであったか。
本記事は、ある大学の方から「卒業論文の制作のためにインタビューしたい」という依頼に基づいてブログでその回答としてまとめています。
大学生
月
こちらの記事でも記しましたが、やはり「月が綺麗だなぁ」と思いました。
以前は沈思黙考する余裕も時間もなく、ただ仕事に追われ、時間に追われ、現代的ななにかに追われ、余裕がなかったのでしょう。
サラリーマンをやっていたからこそ、いろいろな経験ができ、ひとりではまず達成できないことや、関わることのない人々ともかかわることができ、自分だけでは行けないようなところにも行くことができ、充実感を感じることも沢山ありました。
それは本当によかったと思います。後悔もまったくありません。一方で、難儀なこともありましたね。
空を見上げ、そして月を見て、「綺麗やなぁ」としみじみと感じられる精神的・時間的な余裕を手に入れた。だからこそ「月が綺麗やなぁ」と思えたというまさに象徴的な感受だと思われます。
月が綺麗だなぁ、と今でも思います。その穏やかな状態が今も続いているということなのでしょう。
眼前に広がる自由
あとはやはり、「眼前に広がるこれからの人生の自由度に、思わず心が躍る」ということでしょうか。
- これからなにをして、
- どこに住み、
- 何時に起きて、
- だれと仕事(興味ある活動)をして、
- どんな仕事(興味ある活動)をして、
こういった「あらゆることの自由度が上がる」というただひたすらに追い求めていた理想が現実になったことを目の当たりにして、言葉では言い表せない興奮と感動を取り戻したことを記憶しています。
同時に、払拭しようとしてもどうしても身にまとわりついていた「社会人」という謎の鎧と概念から解き放たれ、本来の自分を取り戻したような感覚です。
比喩的に表現した記事ですが、当時の気持ちをよく表していると思います。今も同じ気持ちです。青春時代を取り戻したとでも言いましょうか。
ただひとつ青春時代と異なることをひとつ挙げるとすれば、友人など周囲の人が平日は忙しいことが多いということですね。
人によって感じ方は様々です。求める人生も人によって異なるでしょう。ただ、私という人間においては、今も変わらず、現在過ごしている1分1秒が、本当に充足感のある、有難いひとときだと感じています。
Best wishes to everyone.
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