インデックス投信と高配当投資で迷ったときの視点

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インデックス投信と高配当投資で迷ったときの視点

インデックス投信と高配当ETF投資、いろいろと投資手法はありますね。私は「人によってどちらでも一案となりうる」と思っています。

読者の方から感想をいただきました。

こういった視点も確かにありますね、ということで以下参考までにご紹介です。人物特定を避けるため一部文章を割愛しています。

ご感想

遅ればせながら著書を拝読しました。とてもためになり、一気に読ませて頂きました。

私はずっと無配当のインデックス投信を保有しており、配当を出すタイプの投資商品は課税がされるため、効率がよくないと考えていました。ですが、高配当銘柄にも関心はあり、どうすべきかずっと悩んでいました。

穂高さんの著書を読み、もやもやが晴れました。効率的だとおぼしきことと、人間がそれを続けることができるかどうかは違う、という一節がまさに私が悩んでいたことだと気付きました。

無配当の銘柄は高値が続いていると取り崩すべきかとか、追加購入を控えた方が良いのではないかという考えになってしまいます。配当が出続けていれば、追加購入する度に配当が増える為、追加購入のインセンティブになります。

これからは、ポートフォリオに高配当のETFを組み入れようと思います。
気づきを与えて頂き、ありがとうございました。

配当を出すタイプの商品は、「買えば買うだけ配当が増えていく」という特徴があります。

これは資産を積極的に増やすステージで定期購入していく場合などで、追加購入のモチベーションになりますね。

配当を出すと、配当控除等を無視した場合にかぎり、都度課税される税制上のデメリットが生じます。そのため、税制上の観点のみにかぎれば効率性は下がるでしょう。

ただし、これは当たり前ながらあくまで「ほかの条件がすべて同じである」という前提条件下にかぎります。

前提とされる投資行動(たとえば、どのような相場環境でも積み立てられるか、等)が満たされなければ、シミュレーションは絵にかいた餅。理論が実践されず理論のままで終わることになります。

よって、「効率性がよいこと」と「行動を継続、実践できること」は別のお話ですね。

いずれにしても、当人のステージ・方針・嗜好などによって投資スタイルも変わる可能性もありますから(私自身もサラリーマンを辞めてからスタイルに変化)、自身の状況にあった投資を続けていくことが肝要と思います。

この方のように、インデックス投信と高配当ETF、どちらも保有するというのもやはり一案ですね。どちらも持ってみて、好きな方に絞るのもまたひとつです。

ちなみに、

無配当の銘柄は高値が続いていると取り崩すべきかとか、追加購入を控えた方が良いのではないかという考えになってしまいます。

(冒頭より抜粋)

逆に言えば、この考えにならない方(つまり、相場状況によって心理的な変化等を受けない方)は、インデックス投資と親和性が高い側面がある、と言えるのかもしれないですね。

ご感想をいただきありがとうございました。

Best wishes to everyone.

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