「セミリタイア達成までインカムを追求したい」という気持ちは、合理性がみられる
セミリタイア達成までインカムを追求したい気持ちは、すごくわかります。私もまさにそうでした。
以前、PFFの売却理由について回答した際、いただいたコメントです。本記事で紹介します。
お返事が遅れて大変申し訳ありません。
大変丁寧な回答ありがとうございます。
最近の投稿の内容と合わせて、ようやく自分なりに内容を消化できたように思います。
そしてセミリタイアへの道半ばな自分はまだまだ「配当が多いほど安心」な状態のようです。かつての三菱サラリーマン氏がそうであったように、今はブレることなく徹底的にインカムを取りに行きたいと思います。
本来セミリタイア達成済か途中かに関わらず、人的資本と胆力、メンタリティがあれば投資の成果が配当というわかりやすい保険の形をしている必要はないのでしょうが、なかなかそこまでふっきることは難しいですね。
ご回答本当にありがとうございました。いつかセミリタイアの報告をすべく邁進致します。
黄色下線部、とても理解いたします。下線部の「人的資本の部分を頭で理解していても」というあたりも含めて。
それだけキャッシュフローという役割は大きいということですね。
繰り返しながら、投資において精神面への配慮は欠かせない要素だと考えています。
配当は、
- 投資の「目に見えやすい成果」としても
- 「経済的自由達成度の可視化」としても
- 下落局面における「買い増し余資」としても
機能する仕組みとみなすことができます。
相場低迷期が続くと投資家の姿勢とメンタルには変化も生じます。キャッシュフローは下落局面で特に安心材料のひとつとなりやすいでしょう。
そういったことも頭の片隅に置いた上で、ご自身の
- 株式以外のキャッシュフローの有無
- 入金力
- 投資目的
- 目的達成までの時間軸
- 低迷期にどう行動するのか、そのためになにが必要か
などを勘案の上で、投資方針を決めることが一案と思います。
キャピタル・インカムのどちらをどの程度求めていくのかは、年齢・投資方針・価値観・人生ステージなどで変わってきます。
資産形成期にキャピタルゲインを追求する人もいればインカムゲインを追求する人もいます。
どちらがよいかは相場局面で異なるため、一概にどちらがよいとは言えないですね。理論と実践は常に別のお話です。
各人の状況に即して納得いく意思決定をしていけるとよいですね。
他者との比較ではなく「自分の価値観・人生に寄り添うものとしての資産運用」として適度な距離感で付き合っていくことが肝要と思います。
結局は、その方の価値観・これまでの人生における考え方・展望などにもよるということになりますね。
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配当金の理論面・精神面の両面におけるメリット・デメリットについては、以下の通りです。
目標達成までわかりやすくモチベーションを保てる指標にもなりますね。