「Mr.サンデー」のFIRE特集を振り返って
少し時間も経ちましたので、FIREが特集されたフジテレビの「Mr.サンデー」を見た感想を、本記事ではスタジオ・コメンテーターの方々の反応に焦点を当てて振り返ります。
FIREとは
- 「Financial Independence Retire Early」の略称
- 逐語訳は「経済的自由・早期リタイア」であるものの、
その実、以降仕事をしないわけではなく、自身が望む生き方を実現する「精神運動」に相当。 - 日本ではバブル崩壊以降(平成以降)に生まれた世代に顕著にみられる、時代背景・価値観等の変容が当該ムーブメントの背景として挙げられ、従来の単なる早期リタイアとは異なる概念。
※太字部分は別記事で詳述予定
関係者の方によれば好評だったそうで、なによりです。ひとえに周囲の方々のおかげさまです。
なお、今回の出演をお受けした背景などは以下の通りです。
放映前
放映前は、
穂高 唯希
と思ってました。
放映されてみて
拝見して感じたのは、スタジオの宮根さん・コメンテーターの方々は、
- スタンスとして中立的であり、
- 欧米と日本の比較・考察にも言及あり、
- 株式投資のリスクにも言及いただき、
- 「私なんかなにしてええかわからへん」と笑いも取りつつ(宮根さん)、
ということで、特に②・③まで言及いただき、ありがたく思いました。
階段のくだりでは、アナウンサーの三田さんが笑っているところがワイプで出てました。笑
加えて、投資を過度に煽るような形にもなっていませんでしたし、あくまで冷静かつ丁寧な言及と言いますか、その点についてもひと安心しました。投資には多大なリスクもあり、美化して誤解があっては不味だからです。
多分に
- 国情
- 時代背景
- 価値観
こういった要素の変容と物的充足が、この潮流の背景にあるものなのだろうと考えています。
重ね重ね、関係各位に深謝申し上げます。
Best wishes to everyone!
関連記事
FIREが大衆化するシナリオに対する考察です。
3冊のFIRE本には共通点があります。米国はミレニアル世代、日本はバブル期以降に生まれた世代です。背景には、やはり時代の変化に伴う価値観の変容があります。
厚切りジェイソン氏と弊方が述べてきたことは、酷似しており興味深いです。そういう考えに行き着きやすい時代であり世代なのかもしれません。
コメント
はじめまして。
たまたま見ていたMr.サンデーでFIRE特集をやっていて、しかもいつも見ているこちらのブログの方が出ていたという偶然に驚きつつ興味深く見させていただきました。
インターネット上の反応も気になり実況掲示板も同時に眺めていましたが、投資はギャンブルだったり、仕事を辞めるのはニート・フリーターになるだけという意見も散見されました。自分もほんの半年前までは近い感情を持っていましたし、番組ではじめてFIREを知った人がそう感じるのも仕方ないかと思いました。
逆に言えば、テレビを見るような層における投資・資産形成やFIREの認識がまだまだ不十分だからこそ、今回のテレビでの特集は意味を持ったのかなと思います。今回は30代前後の方をメインの放送でしたが、40代(自分です)や50代のFIRE例が放送されることも期待します。