人間は今の状態が続くと錯覚しがち【株式市場】

人間は今の状態が続くと錯覚しがち【株式市場】

相場が好調・不調な時というのは、以下のような錯覚に陥りがちです。

  • いま好調な市場・セクター・銘柄がこれからも好調であり続ける

  • いま不調な市場・セクター・銘柄がこれからも不調であり続ける

隆盛を極め続ける? 凋落し続ける?

しかし、たとえば特定のセクターが凋落し続けたり、隆盛を極め続けるということは、傾向としては考えづらいことは歴史が示唆しています。

投資経験がたとえ長くともその側面を忘れがちにさせるのが株式市場であり株式投資でもあります。目を曇らせる要素が常に転がっているのですね。

たとえば、

  • 素材
  • 資本財
  • エネルギー
  • 公益
  • ハイテク

このいずれかのみが勝ち続けたり負け続けたりといったことは考えづらいわけです。どれか特定のセクターを悪たらしめる必要はありません。

人間は直近の傾向を過大認識しやすいので、勝ち続ける・負け続けると思いやすいですね。しかしそれは錯覚である可能性が高いので一度立ち止まってもよいと思います。

一例

たとえば、コロナショックで低調だったセクターの1つがエネルギーです。

しかしこの数か月は、エネルギーセクターは絶好調でした。

XLE vs S&P500

当時、悲観が大勢を占める中で買った人は大きな果実を手にしていることになります。エクソンなどの石油、JALなどの航空、ホテル系リートなどいずれにもいえることです。

物事の多くは、表があれば裏がありますよね。裏を見いだせる人の方が株式は俯瞰的に見れると思います。悲観の中にこそチャンスは必ず見いだせると思います。

ボーイング【BA】の株価も果たしてそろそろ離陸となるのでしょうか。市場はボラティリティが高くなりつつも、アフターコロナをどんどん織り込み始めていますね。

盛者必衰

「盛者必衰」という言葉がある通り、よい時もあればわるい時もあるのが、株式でありセクターと思います。これは相場が好調な時、あるいは不調な時こそ繰り返し自身に気付かせたいところです。あるいはそんなことも考えず市場の存在を忘れてしまうことです。

人間は、自分にとって都合のよい情報や前提条件を無意識に自分で置いていることに気づいていないことが多々あります。言い換えれば自分が歴史を客観視できていない時があります。なぜなら、感情・ポジショントーク・虚栄心などが、誰しも少なからずあるからでしょう。

もちろん、過去の傾向はあくまで過去の傾向でしかないので、永続的に勝ち続ける可能性もゼロではありません。しかし、勝ち続ける可能性に賭けることに合理性を見いだすことは難しいです。

「今の状態が続く」と思いがちなのが人間です。くれぐれも

  • 冷静に、
  • 過去を知り、
  • 過去から学び、
  • 自分を客観視し、
  • 保守的に行く

ぐらいでちょうどよいと私は思います。

もちろん、長期目線でETF・投資信託で市場全体に対して分散して積み立てたい方は、上述したようなことは特段お気になさらず、淡々と自身のシナリオ・前提条件に則って市場全体に分散して積み立てていけばよいと思います。

Best wishes to everyone.

この時とは、だいぶ景色が変わってきているのではないでしょうか。

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