【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソンへの長期投資を経過観察
米国個別株への長期投資を考える一例として、記しておきます。
業績が堅調な銘柄であれば、時の経過とともに株価・配当も成長し、相応の投資リターンが得られる実例になると思います。
【JNJ】株価・配当・配当利回りの変化
ジョンソン・エンド・ジョンソンへの投資は、2016年から4年強が経ちます。以下のような変化が生じています。
2016年 → 2021年 | |
---|---|
株価 | 1.5倍 |
配当 | 1.3倍 |
配当利回り(簿価ベース) | 2.8% → 3.5% |
地味ながらも、着実に成長しています。蒔いた種が少しずつ芽吹くような感じでしょうか。
配当利回りも、当初は2%台後半でしたが、4%も見えてきそうな形で増配していますね。
58年連続増配です。今春もまた増配されるでしょう。
投資時点ではそこそこの配当でも、業績が堅調であれば連続増配によって高配当化していく一例と思います。
長期的な傾向
長期的な傾向も確認しておきましょう。以下傾向がみられます。
- 着実な株価成長が続く
- 着実な配当成長が続く
- 良好なトータルリターン、直近やや劣るか
- 下落局面に強い傾向
着実な株価成長が続く
着実な増配が続く
リーマンショックの際も、コロナショックの際も、増配を続けています。
良好なトータルリターン、直近やや市場平均に劣るか
概ねS&P500を上回る推移ですね。ただし、2019年後半あたりから、市場平均をやや下回っています。
下落局面に強い傾向
暴落局面における月次最大下落率は、下表の通りです。
JNJ | S&P500 | |
---|---|---|
リーマンショック | -27.9% | -51.0% |
コロナショック | -11.3% | -19.6% |
いずれの局面でも、JNJは市場平均より底堅さがみられます。
暴落局面で底堅いことは、精神的な負荷も軽く、心地よく投資を続けることにつながりやすいですね。
まとめ
以下再掲しておきます。
- 着実な株価成長が続く
- 着実な配当成長が続く
- 良好なトータルリターン、直近やや劣るか
- 下落局面に強い傾向
こういう銘柄は地味ながら、コロナショック・リーマンショックでの下落局面でも底堅かったことが大きな特徴です。
ヘルスケアセクターは下落に強い傾向が比較的みられます。JNJはその中でも安定感は随一と言ってよい銘柄ですね。
念のため申し添えますと、インデックス投資のように、投資信託・ETFへの投資を続ける方は、そのままご自身の状況・投資スタンスに応じて続ければよいですね。
あくまで「個別株にはこういった銘柄も一応ある」といったニュアンスです。
現時点では、個別株投資のなかでも手堅めの部類に入る動きを見せていますね。
ご参考になれば幸いです。
Best wishes to everyone!
ジョンソン・エンド・ジョンソンの銘柄分析です。現時点では、安定感が際立ちます。
同じくヘルスケア大手のアッヴィです。こういう時は往々にして狙い目になります。
長期投資をする際には、暴落から逃れることはできないので、どうするか考えておくことが一案です。
近視眼的にならないようにしたいところですね。