資産が多ければ、資産の増加も加速する【資本主義の功罪】
2020年末から2021年始にかけ、米国株式市場は悪材料もなんのその、無視を決め込んで上昇し続けています。
米長期金利上昇に伴い、日米の金融株(・一部バリュー株)も騰勢を強めています。CMEグループ【CME】・オリックスなど、花を開いてなお花弁を広げる形。ペットビジネス関連株も極めて好調で過熱感さえ感じます。
資産状況
一部開示は自分として憚られる部分もあるのですが、一里塚的または経過観察として残しておこうと思います。
純金融資産は、9,000万円台に乗っていました。
資産の大半を株式に置いているので、置く資産が多ければ、やはり資産の増加も顕著になります。ただし逆も然りで、暴落が起きれば、一時的にせよ減るスピードも加速します。
ここ2年程でしょうか。加速度的に資産が増えている感じがします。違和感を禁じ得ません。
私は配当は入金されるごとに見ますが、資産は自動トレースされていても、逐一能動的にチェックしません。これは弊ブログ開設以降、そうです。
なぜなら、資産額は市場に合わせて変動するので、いちいちチェックしていても特段の意味を見いだせないばかりか、時間がもったいないからです。
それにしてもこのスピードというのは、違和感を覚えずにはいられません。もちろん、株式投資や支出の最適化など、それなりに配慮してきたので、自分の努力も大いに関係します。しかし、マクロ面の影響も無視できないほどあるのは確かです。
株式を持つ人は富み、持たざる人は変化に乏しい、そういう構造は弊ブログを開設して以降、幾度となく述べてきました。その傾向はますます顕在化しているように感じます。
果たしてこれが持続可能な社会の姿なのか、あるいはベストではないにせよベターであるから仕方なしとするのか。資本家全員に投げかけられたとでも言うべき命題は、あまねく単純明快ではないと思います。
1人1人が考え、やはりなんらかの形で還元するなりを続けていくことが、付随的ミッションの1つになるのではないか。そう愚考します。自分だけが富んでも、あまり意義はないからです。
これら背景は、精力的にブログを更新する大きな原動力ともなっています。FIRE以降は自身の興味度合いに応じて、もうお金まわりの話には言及せずともよいかとも思いました。しかし、上記背景からやはりそうもいかないという感覚的結論に達しています。
Best wishes to everyone.
これも1つの側面ですね。
どちら側に立つのか、その選択は個々に委ねられています。
ただ、社会を総体的に見れば、資本家だけ富めばよいというものでもないですね。ひとりひとりが社会の構成員で実質的に互助関係にある以上。