地域創生のカギ「イナズマロックフェス2020」で共鳴する『大人の文化祭』というキーワード
BSの番組って、ちょいちょい面白い番組があるんですよね。
見た方は多くないかもしれませんが、去る2020年10月23日(土)に、BS日テレで「地域創生のカギ」と題して面白い番組あり、私は釘付けになって最後まで見ました。同番組で出た「大人の文化祭」というキーワードは、FIRE達成後の生活とも関連性があります。
2021年はコロナ禍ということで、残念ながら中止となってしまいました。またぜひ来年に期待したいところです。
「滋賀県には、なにもない?」イナズマロックフェスが始まるきっかけ
HOT LIMITなどの楽曲で有名なTMRevolution・西川貴教さんが、地元の滋賀を盛り上げたいという想いから立ち上げ始まり、10年以上も続いている音楽フェス、それが「イナズマロックフェス」です。
- 琵琶湖
- 鳥人間コンテスト
ぐらいしか、滋賀にはないんじゃないかと、西川さん自身も以前は「滋賀はなんもない」と県を出たものの、「県の魅力に気付けなかっただけだ」とのちに気づいたと述懐。
最初は「地元を利用しにきてるんちゃうか」などの地元の反発もあったという当該フェス。ところが4年目ぐらいから、そういった誤解は解けたのだとか。
今では地元県庁・観光振興局、地域からも積極的な協力もあり、今年はコロナ禍にめげず滋賀県庁の知事室からオンライン開催し、ライブも知事室から敢行。
なにかに対して貢献したいという想い
氏の
- 「イナズマロックフェスに対する熱い想い」
- 「地元に貢献したいという熱い想い」
が感じられる番組でした。
やっぱり「なにかに対して貢献したいという想い」というのは、魅力的だなぁと思いました。
実際に、おじいさんから孫までが一体となって楽しめるイベントになっていることがひしひしと伝わってきます。
『大人の文化祭』という、共鳴するキーワード
氏は、イナズマロックフェスについて、こんな表現をしています。
「いろいろ大変なことやトラブルもあるけど、みんなニヤニヤしながら手作りで大人たちが作り上げている『大人の文化祭』みたいな感じやねん(笑)」
これはもうピンと来ますよね。
仕事とか労働とか、似たような単語は色々ありますが、この「大人の文化祭」というのは、好きなことが仕事である際の1つの共鳴するキーワードだと思うんですよね。
FIREした後なら、人生の選択肢が広がります。好きなことを仕事にしやすくなります。人生はより主体的になり、幸福度も上がりやすくなるでしょう。
思わぬコラボ
そんなこんなで、番組が進んでいくと、なんと「ジャパネットたかた」が登場。
ジャパネットがLIVEで協力する形で、生産者応援プロジェクトと題して「近江牛」を紹介する形。
こういった形で、地元の食肉関係の生産者の応援になるわけですから、音楽フェスだけでなくこういった領域まで波及させている形。
さらに、当フェスの収益の一部を琵琶湖の外来魚駆除へ寄付も。当初の「滋賀を盛り上げたい」という目的にしっかり合致している様子ですね。
まとめ:「大人の文化祭」と言える仕事を見いだせるか
「大人の文化祭」
こういった表現が当てはまるような仕事こそ、大人になって取り組んで面白い活動と言えるかもしれません。
私は今、「大人の文化祭」というよりは「大人の自習&実践タイム」といった表現が一部あてはまるでしょうか。
今の生活を有難く感じ、多大な充実感を見いだす一方で、さらに「大人の文化祭」と呼べる活動にも携わっていければ、さらに人生が豊かになっていくような気がした、そんな番組の所感でした。
みなさんにとっての「大人の文化祭」と呼べるものは、なんでしょうか。それが人生を満足させ、ひいては地域社会等に貢献できることかもしれません。
Best wishes to everyone.
関連記事
労働に縛られない生活スタイルでもあるのが、「FIRE」であり「サイドFIRE」ですね。特にサイドFIREは敷居が高くないので、多くの人がめざしやすいと思います。
サラリーマンを否定する気はありませんが、客観的に見るに、人によっては「人事権と仕事量の差配を自分で主体的に決めるのが困難な点」が不自由に感じやすい部分かもしれません。
大人の文化祭と呼べる活動をするには、余白も必要です。余白とは、自由に動ける領域を増やすことです。