米国株の手数料は、日本株より高い。どちらにBETするのか。

米国株の手数料が気になるという方からのご質問です。売買の頻度によっては、手数料も応分に積み上がっていきます。

その手数料を考慮してもなお、米国株と日本株、どちらにBETすると考えるか、ということです。

米国株の手数料は、日本株の10倍。どちらにBETするのか。

ご質問

題名: 米国株の手数料について

メッセージ本文:
はじめまして
毎日三菱サラリーマンさんのブログを読ませていただいております。

私は2年前から日本株の高配当銘柄に投資をしています。
しかし日本株より米国株の方が間違いなく将来性があるなとブログを読んだりするうちに考えるようになり米国株投資を始めようと思っています。

ただ米国株について調べると、気になったのが米国株を買う際の手数料です。

私は楽天証券を使用してますが、例えば100万円を投資しようとすると

  • 円からドルに変換するのに、0.25%
  • 米国株を買うのに買付額の、0.45%

約7000円かかることになり、日本株を同額買うよりも10倍は手数料がかかります。

認識が違ってたら申し訳ありませんが、この額はどうしても無視できず米国株を始めるのに躊躇してしまっています。

三菱サラリーマンさんは手数料についてどうお考えでしょうか。

この手数料を加味しても米国株に投資するメリットがありますでしょうか。

お忙しいところ申し訳ありませんがお答えお待ちしています。よろしくお願いします。

ご質問ありがとうございます。

過信は禁物ながら、米国株は期待できる投資対象

特定の投資対象への過信は禁物ながら、「上述の手数料水準の違いを加味しても、米国株に投資するだけの期待値・メリットは現時点では期待できる」という考えもと、私は主たる投資先として米国へ割いています。

正確を期すと、「ほかの投資対象より期待できる傾向にある」という感じでしょうか。

米国株投資は、私が始めた頃は、かなりマイナーでしたが、最近は一般的になってきました。

そういう時、バランスを取る傾向が自分に見られます。つまり、心理的に「○○投資が最強」という形ではなく、「ベター」という感じです。

ただし、いずれにしても過去リターン・傾向としては、やはり米国株が「現状ベストと思しき投資対象」ではあります。

米国株の手数料は日本株より高いが、分水嶺となる水準ではない

上記ご質問文にある通り、手数料で合計0.7%取られるとのことですね。投資元本が大きければ、0.7%を乗じると、規模感としてそれなりに大きく感じるかもしれません。

しかし、0.07%(日本株)と0.7%(米国株)の違い自体は、頻繁な売買でも行わない限り、下図のような過去の両者リターン傾向に鑑みると、数値上さしたる差異ではありません。

S&P500とTOPIXの推移(過去30年間、マネックス証券より)

なお、本論の前提として、あくまで米国株と日本株の「市場平均同士の比較・傾向」になります。

仮に個別株でアクティブ運用する場合は、日本株にも、人によっては勝機は十分あることも、申し添えておきます。

手数料は、概して単利

また、もう1つのポイントとして、手数料は頻繁に売買を行わない限りは、一度きり、いわば単利ですね。

対して、投資は収益を再投資した場合、複利です。このような観点もあります。

為替手数料が目に付く場合、円建ての購入も一案

為替手数料が目に見えてちょっと…という場合は、

  1. 東証上場の円建て米国株ETF【1655】
  2. 楽天VTI

などのETF・投資信託を円で直接買う方法もあります。

なぜ、「目に見えて」とか「目につく」という表現にしたかと言うと、実際のインパクトとしては大したものではない場合でも、人によっては「そこが気になる」「心理的に微妙」ということは、往々にしてあるからです。

その場合は、意図的に見栄えを変えて、心理的な障壁をなくしてしまうのも、一見非合理に見えて、十分合理的と考えられる選択です。

まとめ

結論的には、「米国株が、手数料を加味しても、それを上回る良好なリターンを期待できる傾向が見られる投資対象」であると現時点では私なら結びます。

ただし、繰り返しながら過信は禁物と思います。

特定の投資対象に対して、「○○が最強」「これさえ買っておけばOK!」という見方だけは、避けた方がよいと思います。こういった過信は判断を鈍らせます。

また、たとえば、

  1. この時これが強かったから、この投資対象が良い
  2. この時これが弱かったから、この投資対象はダメ

こういった見方も、あまりおすすめしません。

投資対象に対しては、あくまで心理的にバランスを取る形が、冷静かつ結果的に適切な投資行動に寄与すること、如才なきことながら申し添えておきます。

ゆえに、「今までリターンは微妙だった日本株だけども、少し資金を割こう」という考えも、全然あってよいと私は思います。ただし、やはり米国株はなんらかの形で投資対象のメインまたは相当程度の比重を置いておきたいところです。

いずれにしても、「自分が信じられるストーリー・シナリオについてBETするというのが、株式投資」とも言えますね。「信じられる投資対象」に投資すれば、長期投資のモチベーションが保てる要因ともなります。

そして、投資期間が長期であればあるほど、報われる確率が高い傾向にあってきたのが、株式でもあります。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

1655については、以下でも紹介しています。

残り3年のジュニアNISAで、子供のための資産運用。どう活用するか。
残り3年のジュニアNISA、どう活用するか ご質問 題名: ジュニアNISAの活用について メッセージ本文: 初めま...

長期投資については、以下もご参考ください。

長期投資のメリットとは?投資初心者こそ長期投資がおすすめ
株式投資における再現性の高い王道として、「長期・つみたて・分散」があります。 あくまで短期トレードではなく長期投資なわけですが...
長期投資を継続する際、投資情報との適度な距離のとり方とは。
「長期投資を継続する際に、投資情報との向き合い方・適切な距離の取り方」について、ご質問いただきましたので、以下回答申し上げます。 ...
スポンサーリンク
Twitter

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

外国株式ブログランキング

SNSでシェアする

フォローする

公開日: