ダウ平均株価は1,031.61ドル安の27,860.80ドルで引け、過去3番目の下げ幅を記録しました。
ダウ平均株価は過去3番目の下げ幅を記録。個別銘柄の値動きを確認。
今朝のモーニングサテライトでは、以下がNY株急落の要因として挙げられています。
- 新型コロナウイルスの実体経済に対する影響懸念
- 総合PMIが50割れ
- サンダース氏の勝利懸念(公約である国民皆保険の米経済への影響)
個別銘柄・セクターの動きはどうだったか
個別銘柄・セクターの動きを見ておきましょう。
下表は主な米国株・ADRの今回の下落における株価変動率です。
ティッカー | 株価変動率 |
CME | +0.22% |
DUK | -0.13% |
VZ | -0.36% |
HII | -0.50% |
MCD | -1.09% |
T | -1.30% |
ARCC | -1.68% |
SO | -1.73% |
ABBV | -1.92% |
JNJ | -2.06% |
IBM | -2.28% |
NGG | -2.40% |
KO | -2.46% |
GSK | -2.69% |
SPYD | -3.07% |
市場平均 | -3.35% |
BP | -3.68% |
BA | -3.78% |
RDSB | -3.98% |
AMZN | -4.14% |
GOOG | -4.29% |
MSFT | -4.31% |
BTI | -4.40% |
MO | -4.55% |
XOM | -4.68% |
AAPL | -4.75% |
CSCO | -4.97% |
(2020年2月24日時点)
概要は以下の通り。
- 公益・通信・軍事が、特に底堅い
- 生活必需品・ヘルスケアが、底堅い
- たばこ・GAFA・石油が、弱い
公益・通信は、相変わらず流石の底堅さです。特にDUKは無風。ほかには、金融の胴元CMEはプラスで引けているのが目立ちます。
JNJ・GSK・ABBVのヘルスケアも比較的底堅いですね。GAFAやCSCOなどハイテクが全体的に大きく下げる中、同じくハイテクのIBMが対照的に底堅さを見せています。
KO・MCDなども、こういった局面では比較的底堅いお馴染みの顔ぶれです。
逆に弱いのは、たばこ、GAFA+マイクロソフト、石油系です。
GAFA系は上げるときは大きく上がり、下げるときも下げる印象でしたし、XOM・RDSBなど石油は原油価格の思惑からということでわかりやすいですが、MO・BTIなどたばこがここまで下げるのは印象的です。
まとめ
こういった個別あるいはセクター別の下落局面での値動きは、今後のポートフォリオ構築の判断材料の1つになりそうですね。ご参考に供します。
なぜなら、下落局面は投資心理に対して大きな影響を与え、その投資心理が投資行動にも影響を与えるからです。
そのため、下落局面における底堅い銘柄の存在は、心理面でポジティブに影響する要素の1つです。
Best wishes to everyone!
セクターについては以下もご参考ください。