価値観が大きく変容する時代の転換点にいる我々を助くモノとは

富士通・味の素・東芝・毎日新聞など日本で名の通った企業が相次いで希望退職者を募集しています。

業績悪化による希望退職者の募集が従来通例でしたが、アステラス製薬や中外製薬、カシオ計算機、キリンHDなど、目下堅調な業績にも関わらず先を見据えた「先行型」の募集も散見されます。

そのような状況下、やはり「①学び続けること」や、「②資産運用による資産形成を続けていくこと」が益々意義を持つものになっていくと思います。

さて、こう聞いて「大変な時代だなぁ」「学び続けるなんてなんだかめんどくさいなぁ」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

事実、私が今大学生で就職活動をしていたとしたら、そんな風に思っていたかもしれません。

価値観が大きく変容する時代の転換点にいる我々を助くモノとは

しかし、今ならそうは感じません。なぜなら、「学び続けることこそが人生を豊かにするものの1つ」だと感じているからです。セミリタイアしてから、特に強く感じます。プレッシャー感じる時もありますけど笑

不安に感じる方に1つ「そういう考え方もあるんだなぁ」と思って頂ければと存じます。

欲望の1つとしてとらえるならば、知識欲という言葉になるのでしょうか。

ある目標に向かって、日々邁進し、学び、そしてその過程の中で、「一歩進んだ」と感じることができたその日は、充実感を深く得ることが出来ます。

これも欲望の1つとしてとらえるならば、達成欲求という言葉になるのでしょうか。

これはセミリタイアしていようが、してなかろうが、サラリーマンとして勤めていようが、勤めてなかろうが、関係ありません。

この観点に限れば、サラリーマンをしているから○○、セミリタイアをしているから○○、というのは本質的な議論ではないと私は思っていて、要は「スタイルに限らず、どう日々を生きるのか」ということになると思います。

ある休日の過ごし方

対照的なケースとして、以下両者の「とある休日の過ごし方」を考えてみましょう。

ある休日の過ごし方
労働力の再生産に勤しむ人

サラリーマンであれば、月曜~金曜に8時間以上働くわけなので、「休日は休む、あるいはレジャー活動に勤しむ」、つまりマルクス経済学的に言えば「労働力の再生産」を行う形で過ごすことが一般的と思います。

継続的に学ぶ人

一方、土日は土日で、休むというよりかは、自分の目標に沿った活動に勤しむ人や、投資の勉強をして将来の生活設計に備える形で「学ぶ」という活動を継続的に行う人もいます。

どちらが良くてどちらが悪いということを言うつもりは毛頭ありませんが、人的資本という観点に限って将来可能性が広がりそうなのは、後者と思います。

ただし後者は、「大変なことをしている」という感覚は本人にはないかもしれません。事実、私がセミリタイアを目指して日々何かに取り組んでいた時は、振り返れば充実感も得ていたように思います。

しかし人生の満足度を考えたときに、どちらが満足度が高くなるのか、これは当人次第と思います。

一方で私も労働力の再生産に勤しんでいた時期も当然ありましたし、それはそれで良かったと思っています。要はバランスということですね。

今は、価値観が多様化する過渡期

「我々は今、価値観が大きく変容する時代の転換点・過渡期に生きている」と入社してから感じました。

同期や後輩が「今の生活に対する漠然とした疑問」を抱えながら、日々を過ごしていたのが印象的でした。「なんか違うよなぁ…」という。

会社の中に、「この人のようになりたい」「年月を経て、この人みたいになっていたい」というロールモデルが存在しない中、そしてこれといったやりがいが見つけられない中、働く。

周囲と話していて、このような社員が多かったのは印象的でした。これが就職活動で多くの学生が希望を持って入社を目指す会社にいる社員の1つの側面です。これなんなんだろうなぁと思っていました。

このように考える社員が多いことを目の当たりにし、このような雇用形態・人事制度が長期的に安定するものでは決してないと強く感じました。

これはあくまで、綺羅星の如く存在する会社の中のたった1つの会社であり、一例にしか過ぎませんが、今の日本の会社を象徴する1つの事象だと思います。

その社会の表層に表れた一端として、冒頭で述べた相次ぐ希望退職者であったり、終身雇用の崩壊が挙げられます。

学び続けること、資産運用を継続すること

そのような社会情勢の中、我々の身を助くモノとは、

▶1.学び続けること

▶2.資産運用による資産形成

と思います。

「1.学び続けること」は先に述べた通りです。

「2.資産運用による資産形成」については、もうこれは「やった方が良い」という事柄から、「やらないと大変」という事柄に、徐々になっていくのではないかと思います。

資産運用による資産形成とは、いわば現代の資本主義において「知っておくべきルール」のようなもので、「数学でいう定理」、「物理でいう法則」に相当すると思います。

数学や物理の問題を解く際に、定理や法則を知らなければ、関連諸問題に解答する道筋が立てられません。同様に、資産運用を知らなければ、資本主義を生きる有効な手立てが限られてしまうことになります。

まとめ

以上から、雇用環境や社会情勢に関わらず、

▶1.自身の目標等に沿って学び続け、人的資本を高めること、

▶2.資産運用による資産形成を継続し、金融資本を高めること、

この両輪が我々の身を助くものだと思います。

そして学び続けることは、「大変なこと」という意味合いというよりは、「目標に向かって一歩一歩進むという充実感を得られるもの」という捉え方をした方が、より自分の実になるものを選ぶことができ、より身に付くのではないかと思います。

Best wishes to everyone.

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公開日:2019年12月3日

コメント

  1. ぼす より:

    こんにちは。初めまして。
    いつもブログ拝見させて頂いております。三菱様のブログは本のように様々な知識、考え方に触れる事ができ私自身休日の過ごし方が変わりました。ありがとうございます。

    私は常々ブログは拝見させて頂いておりますが、
    投資の方は積立NISAしかやっていませんが、
    米国高配当株ETF を始めようと思っております。
    しかしここ2、3日米国市場は下降気味で買いのタイミングなのかな?と思っているのですが、
    三菱様は下降局面でどのようにされるのですか?

    質問がだいぶ大雑把になってしまい申し訳ありません。
    お忙しいとは思いますがどうぞ宜しくお願いします。