【支出の最適化】節約の際、友人との飲み代など「交際費」をどう考えるか

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今回は支出の最適化(節約・倹約)という概念の中でも、友人との飲み会などに要される「交際費」という費目についてご質問を頂きましたので、焦点を当てます。

節約を考える際に、友人との飲み代など「交際費」をどう考えるか

以下、交際費に関するご質問文です。

ご質問

題名: 節約を考える際の交際費の在り方について

メッセージ本文:
初めまして。

ブログを拝見させていただいている平均所得のアラサー女です。

ここ1年ほど、つみたてNISAが導入されてから株式投資に興味を持ち、50歳ほどでのセミリタイアを目指しています。なかなか難しいのは理解しているのですが、夢です(笑)。

三菱サラリーマン様の記事のなかでも、特に私の印象に残っているのは「節約方法おすすめ14選【経済的自由達成の原動力】」です。

  • 会社での飲み物は白湯、
  • デートはピクニック、
  • 会社の飲み会は極力不参加…
  • 基本的に10万円以下で生活。

このたび問い合わせさせていただいたのは、三菱サラリーマン様が節約を考える際、友人との交際費はどのように考えていらっしゃるのか、気になりメッセージさせていただきました。交際費のなかでも、「飲み代」に対してです。

友人と飲むとひとり6千円ほどはかかると思います。

彼氏彼女ではなく友人、複数人参加の場合、「飲みじゃなくてピクニックにしよう」とはなかなか言い出せないと思うのです。

私の場合、最近節約と株式投資に目覚めたこともあり、友人との楽しいひとときも大事ではあるのですが、飲み代がなんだかちょっと勿体ないな…と感じてしまうときがあります。

ただ、いわゆる節約エッセイなどを見ても「交際費だけはケチるな。友人との付き合いは宝」という言説がほとんどで、勿体ないと感じてしまう私が異常なのか、と感じています。

もし何かまた節約関連の記事をあげられる際に、友人との交際費に関する三菱サラリーマン様の考えを少しでもお聞きできたら、とてもうれしいです。どうぞよろしくお願いします。

ありがとうございます。

平均所得でしたら50歳のセミリタイアは、資本市場の成長という前提条件ありながら、ひとえに支出レベル次第で実現可能と思います。その夢の実現のためにも、自分の心地よい支出レベルを探るのは、有用または必要不可欠と思います。

ご質問の件、仰る通り、複数人の友人には、「飲みじゃなくてピクニックにしよう」とは言い出しづらいと思いますし、「友人との付き合いは宝」ですよね。

①複数人の友人には、「飲みじゃなくてピクニックにしよう」とは言い出しづらい

確かに言いづらいと思います。

私も「飲み」か「ピクニック」の二者択一として、ピクニック1つにこだわることはありませんが、私は振り返ってみると、以下のような形を採っていました。

まず、私は友人たちにも

  1. 経済的自由を達成してセミリタイアすること
  2. そのためには支出の最適化が肝要であること

を公言していました。結果的によかったと思います。

友人たちも重々私の「並々ならぬセミリタイアへの決意・想い(笑)」を知っていたこともあり、むしろ応援してくれました。

その私の姿を見て、「俺もそうしよ」と倹約から始まり、経済的自由をめざし始めた友人も1人や2人ではありません。なので、結果的に言い出しづらいどころか、周囲も協力的になっていってくれました。ひとえに、多様性の富む環境で育った友人に恵まれていると思います。

さて、ここで考えて頂きたいと思います。

まず、貴方がセミリタイアをしたい旨、(ある程度、人を選ぶ必要はあるかもしれませんが)友人たちにも公言してみるのも一案です。さすれば、ご質問者さんの意思を理解してくれる人が、中にはいると思います。

もし公言しづらいのであれば、それは果たして真の友人なのか、少し立ち止まって考えても良さそうです。自身がめざす理想像さえさらけ出せない友人は、真の友とは言い難いかもしれませんよね。

公言し、反発や否定をしてくる人がいたらどうでしょう。否定的な意見というのは、自身の考えが偏っている際に揺り戻したい時や、中立的な考え方・客観的な考え方をする際には、参考になり得るものです。

ただし、自分の信念に沿った道を猛然と進む際にフロントガラスをわざわざ曇らせる必要はないのも事実。わざわざ価値観が全く異なる人を真の友と呼ぶ必然性は、あまりないかもしれません。

②友人との付き合いは宝

確かに友人との付き合いは、人生を豊かにします。

ただ、「友人との付き合いにお金が必須」とは限りません。お酒が必須とも限りません。付き合いに、お金が必須事項ではありません。

友人との付き合いは宝ということと、お金を必ず使わなければならないこと、これは全く別の話ではあります。

ただし、もちろん付き合い上、飲む場合もあるでしょう。その際は気前よく使うことももちろん一案です。無理して徹底すると歪みが生じます。倹約をやりすぎるぐらいやる時期もあれば、やりすぎは控え、ほどほどに倹約する時期もあります。

そこはある程度、臨機応変に向き合っていく必要もあります。メリハリも必要であること、誤解なきよう申し添えます。

私も先日飲み会があり、5,000円払いましたが、もちろん何の後悔もありません。志を同じくする人々の集まりです。

あくまで自身の望まない付き合いは避けることが前提であり、信頼できる友人との支出に多くの注意を払う必要はないと思います。

私の場合、最近節約と株式投資に目覚めたこともあり、
友人との楽しいひとときも大事ではあるのですが、
飲み代がなんだかちょっと勿体ないな…と感じてしまうときがあります。
(ご質問文より引用)

もったいないと感じるようであれば、「素直に正直に最近節約していることを打ち明けてみる」のがやはり一案と思います。

あるいは居酒屋ではなく、定食屋の提案も一案です。家飲みも最高です。価格はリーズナブルに済むにも関わらず満足度は高く、すぐ寝れます(笑)。

友人とのひとときはやはり大事です。ただし仰る通り、飲み代がちょっともったいないな・・と感じてしまうことも時にあると思います。

その場合は、少し手綱を緩め、息抜きをするも良し、お金のかからないアクティビティを提案するも良し。いずれにせよ、双方ともに真の友であれば、そこはさしたる問題や悩みにはなり得ません

先述の通り、友人とのひとときを大事にすることと、倹約は両立不可能なことではありませんね。

③周囲と異なるかどうかは、全く重要ではない

ただ、いわゆる節約エッセイなどを見ても「交際費だけはケチるな。友人との付き合いは宝」という言説がほとんどで、勿体ないと感じてしまう私が異常なのか、と感じています。
(ご質問文より引用)

また、以上のようにも記載頂いていますが、自分が異常なのかどうかを考えるのは非常に日本人らしい発想かもしれません。「自分が異常なのか正常なのかを考える必要」、私は一切ないと思っています。(もちろん他人を害する等の行為は除きます)

周囲と同じである必要は一切ないですね。無理に迎合する必要もないです。堂々と他の多くの人たちと異なる人生を歩みましょう、と私は思います。

私は「他の人と同じであることが良いこと」だとは思いません。むしろ埋没化しますから、甚大なリスクを内包しているとさえ思います。

「他人にどう思われるのか」はどうでもよいのです。人生は有限なので、それを気にしている時間が既にもったいないです。自分の信念に沿って、自分の道を進む。前を見据える。

節約を考える際の飲み代などの交際費の在り方について、まとめ

交際費まとめ
  1. 「セミリタイア目指し、節約していること」を公言するも一案
  2. 居酒屋ではなく、定食屋や家飲みも
  3. 「友人とのひとときを大事にすること」と、「倹約」は両立可能
  4. 周囲と異なるか、周囲にどう思われるかは、重要ではない

いずれにしてもポイントは、あくまで友人とのひとときを楽しむにあたって、「お金をかけること」が本質ではないという点です。目標を打ち明けるのも一案です。

私も友人とは、人数が何人であろうが、皇居のベンチでしゃべり倒すこともありましたし、ひたすら都内を歩き回りながら話すこともありました。

心を通わす友人であれば、提案しにくいこともありません。提案しづらいのであれば、そもそもそれは本当の意味での友人なのか、やや疑義が生じるとさえ思います。

お金はあくまで人生を豊かにする、あるいは不幸を防ぐツールの1つですから、適度な距離感で付き合うことが肝要ですよね。

お金が第一義的になると、いつのまにか時間を失っているかもしれません。要はバランスですね。

お金・時間・人間関係といった人生の大きな要素たちとどう向き合うのか、この解を自分なりに見つけることが先決であり、重要なポイントです。

その解を見つけるにあたって、支出の最適化に取り組んでみるというのは、その1つと思います。

なぜなら、以前も下段関連記事にて書いた通り、節約をすることで、逆に「お金ってそんなに重要ちゃうやん…」と気づくきっかけになることは、往々にしてあるからです。

だからこそ、若年期でのセミリタイアを志向してきたのであります。

夢が実現するとよいですね。というか、ぜひ実現させたいものですよね。ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

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公開日:2019年9月24日