高配当株ポートフォリオの作り方【税引後配当利回り4%、外国株+日本株】

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金融資産3,000万が1つの分岐点と思います。

3,000万円あれば月10万円の配当金を作ることは可能。

このキャッシュフローが出来だすと、お金の重要性や考えに変化が生まれ、時間とお金と健康について思考を深め、新たな生き方を模索するきっかけになりますし、セミリタイアが夢物語ではなくなってきます。

金融資産3,000万円で月に10万円の配当金を得るには、税引後配当利回り4%を達成する必要があります。

とはいえ、実際そのようなポートフォリオをどう作れば良いか不明という方もいらっしゃると思います。

そこで、「実際にどのように税引後配当利回り4%を達成するポートフォリオを作るか」というのを具体的に以下ご紹介します。

高配当株ポートフォリオの作り方【税引後配当利回り4%、外国株+日本株】

まず、①米国株、②一部の米国上場株(ADR)、③日本株で各々税負担が異なります。まずこの税負担を認識しておきましょう。

①は手取りで額面配当の72%、②・③は手取りで額面配当の80%」です。ADRとは、「米国以外の企業が米国株式市場に上場した銘柄」という理解で大丈夫です。

税引後配当利回り4%を達成するには、銘柄の選択肢はそれなりに狭まります。なぜなら、税引前配当利回りが5%を超える企業というのはそう多くないからです。

それでは、高配当株ポートフォリオを作る際の注意点を以下列記します。

高配当株ポートフォリオ注意点

1.とにかく銘柄分散は必須。ゆえにETF主体がベター。

2.セクター分散も必要。業界特有のリスクを避ける。

高配当株投資を始めるに際し、やはり分散させることが基本です。

よって、あくまでSPYDのような米国高配当株式ETF主体とし、税引後配当利回りを底上げするため、ADRや日本株・Jリートに投資するというスタンスが良いと思います。

後述の通り、現在高配当株化しているのは、「たばこ・石油・金融系」などですが、高配当だからと言ってそれらセクターに集中投資はおすすめできません。

セクターが偏ると、市場全体の下落局面の際だけでなく、業界特有の規制やリスクが顕在化した際にもポートフォリオが大きく痛みますから、ややリスク選好的なポートフォリオになってしまいます。

長期的に市場に居続けることこそが、株式投資というプラスサムゲームを享受する際に必要なことであり、そのためには過度なリスク選好は避けた方が無難です。

以上踏まえた上で、具体的な銘柄を見ていきましょう。

高配当株ポートフォリオの候補になり得る銘柄

まず、私なら米国高配当株ETFである「SPYD」を主力銘柄として50%のウェイトを置きます。

SPYDの配当利回りは直近4.8%程度ですから、税引後配当利回りは0.72を乗じまして、約3.45%です。

単純計算ですと、50%をSPYDとして、残り50%を高配当個別株とすると、高配当個別株で必要な税引後配当利回りは4.55%です。

あくまで目下の局面での数値ですが、以下が自分がポートフォリオを作る際の候補になります。(全て私も実際に投資している銘柄です)

配当利回り
税引前 税引後
三菱商事 4.85% 3.88%
三菱UFJ銀行 4.98% 3.98%
オリックス 5.27% 4.22%
JAL 4.87% 4.20%
JT 6.91% 5.53%
BP 6.68% 5.34%
BTI 6.99% 5.59%
RDSB 6.56% 5.25%
WBK 6.86% 5.49%

※JALの優待はチケットショップでの売価ベース

あくまで上表の配当利回りは2019年8月25日時点の値ですが、単純に上に挙げた9銘柄を均等に購入しても、税引後平均配当利回り4.83%を得られます。

そのため、SPYD 50% + 上述9銘柄均等分散 50%」でも税引後配当利回り4%は達成可能です。

特に三菱商事、三菱UFJ銀行、オリックス、JAL、JT、RDSBあたりは一時期の高値より総じてだいぶ下がっており、投資対象候補になります。

Jリートも高配当ポートフォリオの一角を占めるに有用です。しかし今年だいぶ買われた為、リストには含んでいません。

米国株はいつ開始しても「長期で報われる」市場であってきました。恐らく今後もそうだと推察します。しかし日本株はある程度タイミングを計らないと、高値掴みが長期にわたって尾を引くリスクを感じさせる市場であることにも留意が必要です。

高配当株ポートフォリオの作り方まとめ

いずれにせよ、基本的な考え方として、高配当株というのは、個社の業績懸念やセクター全体の懸念で高配当化しているものがのちに現実化することもあれば、杞憂に終わり、あとから振り返れば単に割安な局面だったということもあります。

それを事前に正確に予想するのは困難なため、分散が必須です。株価を見通すことができないという諦観を持って、相場に臨み、分散を徹底するという姿勢が肝要です。

何か不明点がございましたら、遠慮なくお問い合わせフォームよりご連絡ください。

ご参考になりましたら幸いです。

Best wishes to everyone!

ご参考までに、三菱サラリーマンのポートフォリオは以下の通りです。

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コメント

  1. ゴウ より:

    こんばんわ。いつもブログを拝見致しております。私は高属性ではないですが、考え方はすごく参考にさせて頂いております。今まで、idecoやつみたてNISAでの米国投資信託の積立を行なっておりましたが、個別株による配当金積立にも興味があります。本当に初歩的な質問で恐縮ですが、円からドル転へのタイミングはどのようにされているのでしょうか?ご教示頂ければ嬉しく思います。

    • ありがとうございます。
      円からドル転のタイミングは特に図っていないです。
      為替を読み切るのは非常に困難なので、給与が入れば逐次ドルに替える形で良いと思います。

  2. ゴウ より:

    ご返信、誠にありがとうございます参考にさせて頂きます。あと、米国ドル建保険を払済にして、置いているのが600万ほどあるのですが、私はBNDにて運用する方が良いと思っているのですが、三菱さんでしたら、どのようにお考えになりますか?厚かましく申し訳ないですが、参考にさせて下さい。よろしくお願いします

    • 安全に運用したいということであれば、BNDでなんら問題はないと思います。
      ただし短期的な成果を望むのであれば為替リスクが利金からのリターンを上回ってしまう局面もありますので、その点はご留意していれば大丈夫かと存じます。