「セミリタイアを実現するためのマインドセット・心構え」についてご質問がありましたので、お答えしてみたいと思います。
マインドセットは行動に直結し、行動は結果を生みますから、重要と思います。
セミリタイアを実現するための心構え・マインドセットとは
「若年期でのセミリタイア」という目標の達成に向けて、具体的には以下行動を続けてきました。
- 毎月の収入から買い付ける株式銘柄の選定
- ブログの更新・内省
- 目標達成まで加速させるために今何ができるかを考え、
- 新たに何か思いついたら行動に移していく
- 支出の最適化
尚、②に関し、他のブロガーの方々も述べている通り、投下労力に対する収入は完全に以前より低下傾向にあり、収入目当てでやるのであれば、多くを期待しない方が良さそうです。今後広告費というパイは減ることはあっても増えることはなさそうですね。
本記事では、特に③と④がマインドセットと密接に関わってきます。
セミリタイアという目標がある限り、大型連休でも何か特別なイベントがあってもなくても、今までやってきたことと特段変わりません。
というか、私がまず申し上げたいのは、
- 他の人と同じように、
- 同じペースで、
- 同じようなことに、
- 同じ熱量で従事していては、
事態の打開や大きな変化は望み薄という基本的事実をまず強く認識しておく必要があると思っています。
若年期のセミリタイア、それも30歳までに敢行するには、漫然と過ごしていては無理です。
何か事を成すときには、漫然と過ごしていては実現可能性は著しく下がるのです。逆に言えばある事象を実現するために徹底的に考え抜くぐらいの熱量・好きの程度がないと本当に心からその事象を欲していない可能性があるとも言えます。
私が母に以前言われて強く心に残っているのはやはり以下2句。
- 人より早くやりなさい
- 人の2倍やりなさい
①人より早くやりなさい
例えば株式投資の有用性についても、いかに早く気付けるのか、ここにかかっています。そして元本の重要性にいかに早く気付けるか、ここにもかかっています。
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
— 三菱サラリーマン|穂高 唯希 (@FREETONSHA) May 24, 2017
これらにいかに早い段階で気づくか、ここは重要です。ここに早く気づければ、自然とその後すべきことは元本の最大化など明確になりますよね。
②人の2倍やりなさい
今までも沈思黙考する時間があれば、どうすれば1日でも早くセミリタイアできるか、それを突き詰めて考えていました。確実に人の2倍以上の時間・熱量を以て考えたと言えます。
例えば大型連休期間などは、息抜きを挟みつつも、やはりセミリタイアに向けた方策に思いを巡らす時間が多かったです。
というか巡らさずには居られないほど、欲していました。
ただ、今では「人よりどうこう」という比較はあまり意味を成さないわけで、要は「多くの熱量で何かに打ち込みなさい」ということだったと理解しています。
多分に個人の価値観による要素が大きいセミリタイア。一般化された言説に注意。
そして、ここで注意点。
このように社会通念上一般的でなかった目標や展望を掲げる際は、自分の価値観や内なる声を一番大切にしましょう。
例えば、貴方がセミリタイアしたいと思っていて、その実現の足を引っ張るような言説、例えば「結局暇になって後悔するよ」とか、「セミリタイアのその先の展望がまず必要」等々が想像できますが、はっきり言ってこれらは気にする必要はありません。
まず、その発言をした当人が若年期でセミリタイアした経験が実際にある人ならまだしも、未経験では尚のこと。
更に、結局価値観は人それぞれであり、余った時間の過ごし方・活用の仕方・夢・実現したいことの有無など、もうこれは完全に人それぞれなのです。
なので、「セミリタイアしてみたい」というその願望だけで、その想いだけで、他に理由はいらないのです。
まずやってみて、自分がどう思うのか、実際に暇になるのかならないのか、後悔するのかしないのか、それはやってみた当人にしかわからないことなのです。
とかく世の中の言説は一般化しがちです。マス向けに情報は発信されやすいですから、一般化されがちなのは致し方ない部分があります。
しかし、実際は同じ事象・環境でも人によって受け取り方は様々であり、感じ方も様々です。
ですから、単一の事象を一般化して結論を一括りにするような言説には、一度立ち止まって自分は果たしてどうなのか、当てはまるのか、ということを考えましょう。
選民思想では決してありませんが、セミリタイアを志す時点で、一般的に通説とされていた前提とは隔たりがあります。
よって、他の多くの一般的な考え方とは、考えの前提がそもそも異なりやすいことに留意しましょう。
自分以外の人のセミリタイアに対する考え方がどんなものか、先述した「結局暇になって後悔するよ」とか、「セミリタイアのその先の展望がまず必要」とか、そのような他人の言説・見解は、一個人にとって意味を成しません。
自分の人生とは、他でもない自分、そして家族や子供との人生でもありますから、あくまで自分の価値観に照らし合わせて考えましょう。
セミリタイア実現のためのマインドセットまとめ
まとめるならば。
今まであまり前例がないことをするには、漫然と過ごしていては結果はやはり前例があるものに落ち着いてしまいます。
ですから、以下重要2句を自身の血肉にして、たとえ大型連休であろうが貫徹するというのも一案です。
- 人より早くやりなさい
- 人の2倍やりなさい
そして、あまり他人の一般化された言説には惑わされぬように、ということですね。
セミリタイアや配当金生活は、実際にやってみた人にしかわかりませんし、当人がどう感じるかは当人次第です。
ましてや実際にセミリタイアした人は多くないため、経験を伴った見解は少なくなりますね。
一言にまとめるならば、「精神一到何事か成らざらん」というところでしょうか。
精神は行動を起こし、行動は結果を生みます。マインドセットは重要です。
しかし時には息抜きも必要です。この前、登山後に川沿いのドイツ料理屋のテラス席で無塩せきの極太ソーセージとビールを飲んでいました。川のせせらぎが耳をかすめ、涼風が木の葉を揺らし、口内に含むは極太ソーセージ。これはなかなかの幸福感を感じました。そのような時間はひと時の安らぎを与えてくれます。
値段にすると1人2000円ちょっとするランチでしたが、このような時間も時には必要です。そして、このようなちょっと背伸びした消費をするたびに、定期的に振り込まれるキャッシュフローとなる配当金の有難さを深く感じます。
以上、セミリタイアを達成するための精神面でのポイントでした。
ご参考になりましたら幸いです。
Best wishes to everyone!
人生にもセミリタイアにも正解はありません。正解は自ら定義し、針路を取るのです。
セミリタイア後は保守的なポートフォリオを心掛けるのが定石と思います。
コメント
素朴な疑問です。
毎日ブログ拝見しています。
三菱さんのブログを参考に配当金生活を目指しています。
素朴な疑問ですが、なぜ配当金生活の書籍ってないのでしょうね。
株や投資信託に関する本はありふれているよに。