資産目標を達成するための4ステップ。なぜ給与の8割投資ライフを継続できたか。
いつも、すごいなーと思って読んでるのですが、節約が苦になったりはしないんですか??
所得の8割を投資に回すこともすごいですが、その生活を続けられるコツを紹介してもらえれば、皆さん喜ぶと思います!
— master_k (@master_k1805) March 29, 2019
このようなご質問を頂いたので「給与の8割投資ライフを続けるコツ」についてお答えしてみたいと思います。
一応恒例の以下ツイートも再掲しておきます。
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
— 三菱サラリーマン|穂高 唯希 (@FREETONSHA) May 24, 2017
言うまでもありませんが、私も読者の方々と何ら変わらない普通の人間(平日はトン)です。モチベーションが上がらない時もあります。
まず私のモチベーションの源泉の1つに、今の生活を続けていても自分の望むような展望が描けないというのがあります。
別にサラリーマンを否定するとか周囲の人を否定するとかそんな表層的なことではなく、「自分の人生における展望とそぐわない」ということです。そしてその反動と思しき自由への渇望です。ただし、これは再現性のあるコツという意味では該当しないので本記事では割愛します。
比較的再現性のあるコツという意味では、「自分の価値観を明確にした上で、自分にとって心地よい塩梅を探りつつ、可視化可能なKPIを設定した上で、目標達成後のイメージを明確に持っておくこと」です。
要すれば以下4つのステップです。
- 自分の価値観を明確にした上で、
- 自分にとって心地よい節約の塩梅を把握し、
- 可視化できるKPIを設定した上で、
- 目標達成後のイメージを明確に持っておくこと
1つ目&2つ目については、以下記事に詳述していますので、ご興味ある方はご一読ください。
それでは3つ目&4つ目について詳述します。
③可視化できるKPIを設定しておくこと
3つ目。
私は高配当株・連続増配株への投資を始めて以降、一貫して資産額ではなく配当収入をKPIとしています。
具体的には以下のような表を作ることです。これはモチベーションを保つ上で極めて重要と推察します。
そしてこのような表を作る上で欠かせないのは、可視化できるKPIの設定です。そしてこのKPIとして配当収入は間違いなく最適です。
資産は日々変動し、変動幅も大きいですが、配当収入は余程のことがない限り、追加投資していれば右肩上がりのグラフを描きます。
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
— 三菱サラリーマン|穂高 唯希 (@FREETONSHA) May 24, 2017
まず何か継続したい事象があった時に、まずすべきは、勢いで始めてみるのと共に、一方で冷静にその仕組みづくりを同時にまずしておくことが極めて肝要です。
その仕組み作りをする際に参考になるのは、冒頭で述べた1にあたる「自分の価値観を明確にしておく」ことです。
自分がどのような時にモチベーションを感じ、今までどのような活動で継続できなかったかをざっくりでも良いので自分で認識しておくことです。この作業は今後に活きます。
そして普遍的なことを言えば、やはりKPIは
- 可視化出来て、
- 成長を感じられるもの
にしておくのがベストです。この2つが揃えば、モチベーションが保たれる確率は高いです。
配当収入をKPIとすることは、まさにその意味で最適なのです。
④目標達成後のイメージを明確に持っておくこと
4つ目。
目標を達成するためには、目標を達成した後のことを明確にイメージしておいた方が絶対に良いです。
そもそもこのイメージが出来ないのであれば、本当に心からその状態を欲しているのか、少し疑ってみても良いかもしれません。
目標を達成できるか否かは自分との戦いであり、自分の価値観と向き合うことが絶対必要条件です。
そして、目標達成のイメージを確信させる事実がどれだけ自分の中に持てているか、が重要です。
自分を確信させる事実が多ければ多いほど、目標に向かって歩む足取りは確かなものになります。
例えば株式投資で言えば
- 過去米国株の推移が力強かったというファクト
- 株主還元に手厚かったというファクト
- 世界的に人口は増えているというファクト
- 日本も人件費より配当の方をこの5年間で増やしたというファクト
- 今まで半世紀以上も増配を続けてきた企業があるというファクト
- 株を保有していれば配当金が運ばれてくるというファクト
などなど色々なファクトを自分の中で消化させておくことです。(ただし、未来もそうなるかはもちろん不明です)
さすれば、それが行動を起こす時の判断基準にもなり、支えにもなり、指針が明確になっていきます。
価値観を明確化することも同じです。
- コンビニはスーパーよりも同じものでも値段が高いというファクト
- 高級フレンチと手料理の満足度は大して変わらなかったと自分が感じたというファクト
- 人工物よりも自然が好きであるというファクト
- 目黒の高級マンションより、オーケーストアや駅から徒歩1分で公園や銭湯や商店街・下町の中華屋さんや下町のイタリアンに近いマンションの方が満足度が高かったというファクト
これら全てが自分の今後の人生の指針を明確にし、その指針に沿う足取りを確かなものにするのです。
向こう見ずに、自分の価値観も自分で把握せずに、闇雲にやっても続きません。
「己を知り、敵を知れば百戦危うからず」という言葉がありますが、私的にはまず己を知ることが極めて重要です。なぜなら、モチベーションを保ち、継続し続けることは即ち自分との闘いでもあるからです。
まとめ
資産目標達成のための4ステップは以下の通り。
- 自分の価値観を明確にした上で、
- 自分にとって心地よい節約の塩梅を把握し、
- 可視化できるKPIを設定した上で、
- 目標達成後のイメージを明確に持っておくこと
己の価値観を知り、配当金投資というスタイルで不労所得の推移を可視化し、更に目標達成後のイメージを明確に持っておくことで、自分が定めた投資哲学(例えば私でいう給与の8割を投資にまわす)を貫くモチベーションを保つことに繋がります。
ご参考になりましたら幸いです。
Best wishes to everyone!