エーザイ部長の過労自殺で思うこと
製薬大手エーザイの部長であった50代男性が2016年に自殺した件で、労災認定がなされました。
自殺理由は月100時間超の残業による強いストレスであったと言います。
このニュースを見て思ったのは、これは対岸の火事どころではなく、某企業でも潜在的に十二分にあり得ることなのです。
というのも、就活生に実態を伝えたいので、あえて書きますが、某社には残業時間200時間を超えてる社員がいます。
残業を「ある種の美徳・頑張り」だと認識している上司の存在があるとの由。(勿論、全ての部署ではなく一部の上司)
はっきり言って時代錯誤も良いとこですが、普通にこういう概念がまかり通ってしまっているのが実態です。
こういうときに異常残業となっている当人が「自分はまだ大丈夫」、「労働組合や社内コンプライアンス委員会には言わなくて大丈夫です」というスタンスであると、危険シグナルをなかなか周囲に発せない点です。
エーザイの過労自殺の件で、「エーザイって超ホワイト企業で過労自殺とかなさそうなイメージだったから、見方かわったなぁ・・・」というコメントをいくつか見ましたが、これ結構日本の大企業で散見されるんじゃないかと思います。
某社も過労自殺予備軍なんて特に海外ではザラにいて(というか私も一時期職務上目の当たりにしていたわけですが)、潜在的に多くの企業で起こり得ることです。
過労自殺なんていうイメージは少なくとも就活生にとって弊舎のイメージに絶対ないと断言しても良いでしょう。
しかし実態は違うのです。
ゆえに、結局日本企業に入る際には自分で何らかの手段でリスクヘッジが必要です。会社に経済的に依存してはリスクが大きすぎるということです。
折角親御さんがお腹を痛めて産んだ子女が、一企業体・一営利企業に潰されるなんてことは絶対にあってはなりません。
会社は限られたリソース(人員資源)で、最大の利益を創出するというある種ミッションのようなものを背負ってはいますが、人命がその犠牲になるなど言語道断です。
ですから、やはり自己防衛の大きな手段になり得る自力での資産形成を強く勧めます。
私の経験上も、自分で企業以外でお金を稼ぐという道を1本持っているか否かで、精神的にも将来的にも安寧度合いは天地の差があると断言できます。
共同体や組織に負けないためには、日頃から自分で自力で対抗策となり得る仕組みを作っておくしかありません。それが組織から個人を守る術です。
なので、引続き資産運用の重要性や、参考となり得るあらゆる情報を発信していきたいと考えます。
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それが個人を守る術の一助になるのであれば。
Best wishes to everyone!