中国人と働く時に知っておくべき中国人の働き方・特徴【メンツ文化】

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中国人の働き方・特徴5選

間近で中国にて中国人の働き方をずっと見ていますと、日本人として参考になるというか考えさせられることがあるのでご紹介します。

以下中国人の働き方の特徴を挙げます。

中国人の働き方の特徴
  1. 上司がいる時といない時で働き方が激変する
  2. 効率重視、会議最少化、出張報告も要点のみ、だらだら書かない
  3. プライド高い、尊重した方が仕事スムーズ(今もあくまでメンツ社会)
  4. 直行・直帰にためらいなし、むしろ狙いに行く
  5. 時間外労働など以ての外

①上司がいる時といない時で働き方(散歩時間)が激変する

これはもうあまりに上司がいる時かいない時かで離席時間(散歩時間)の長さが違いすぎて、もはや天晴と言いたくなるほどです。

中国人の散歩時間の違い

1.上司がいる時

中国人部下の離席時間は1度につき20分程度か

2.上司がいない時

中国人部下の離席時間は1度につき2時間超えることも

2時間ですよ。「あ、電話しなきゃ…」と同僚達に聞こえるように言い残し、去っていく彼女…。散歩タイムの始まりです。オフィスにショッピングモールも併設されているため、そのショッピングモールを通る途中に見かけたこともあります。

同僚の間では普通に「散歩してる」ということで共通の認識となっています。まぁなんというか、、フリーダムです。

特に「仕事を少なくする、面倒な仕事を極力避ける、できるだけ楽をする」この3点にかける情熱はピカイチと言って良いでしょう。

ある意味、至極合理的な行動原理だと思います。積極的なインセンティブか、余程好きでない限りは、こういった行動を採るのは理解自体は出来ます。

②効率重視、会議最少化、出張報告も簡潔

とにかく会議も目的が明確です。何か意義がない限り、会議を定例化しようという考えも全くありません。対して皆さんもご存知の通り、日本(特に東京本社)はとにかく会議が多いです。

東京本社では中堅層は1日のほとんどが会議で埋まっていることもZARAです。会議が5時頃に終わってから、そこからルーティン業務を処理するわけですから、そりゃ残業も多くなりますよね…。

中国では出張報告も至って簡潔。フォーマットも一応あるにはありますが、極力そのようなフォーマットは不使用。

報告内容も箇条書き。本当に、「要点だけ」です。文体も特段関係ありません。お馴染み「フォントの大きさがどうの」「全角半角を揃えるのがどうの」とかそんなことは関係なく、誰も気にしてません。

③プライド高い、尊重した方が仕事はスムーズ(今もあくまでメンツ社会)

中国人と働くには、彼らのメンツを尊重する必要があります。日本もメンツは勿論ありますが、その程度度合いが大きく日本とは異なります。

そしてコネ社会です。だいたいコネです。商売もコネ。同じ案件でも紹介者が違うと、成否が異なります。

案件紹介者は良い条件を引き出そうと必死です。なぜならメンツがかかっているから。自分が紹介したからには良い条件を提示したいのです。この辺をわきまえていないと機会を逸しかねません。

そして彼らのメンツを尊重すると、わかりやすいぐらいに当人たちは満足気ですし、仕事はスムーズに進みます。程度の差こそあれど、これは各国共通かもしれませんね。

④直行・直帰にためらいなし

出張へ行く際は可能な限り、直行・直帰、更にできるだけ長い泊数での出張を目指します。もはやそれが第一目標なのではないかと言うぐらいに。これは日本でも同じかもしれません。

ただ、彼らはそれに対する後ろめたさなどは一切ありません。やはり日本は恥の文化というか、後ろめたさの文化というか、良くも悪くもそういった面があると思います。

彼らは全くためらいありません。「それの何があかんの?」っちゅうようなもんです。

ちなみに、業務中の暇な時、そして上司のいない時にもはや居眠りする女子とかいます。

起き抜けの彼女が一言、「あ、部屋が暖かいから寝ちゃったわ…」。

別にこれに対して特段あーだこーだ言う人はいません。「確かに暖かいよね」ぐらいなもんです。

これは日本ではなかなか考えられない反応・行動ではないでしょうか。なかなか面白いです。

⑤時間外労働など以ての外

基本的に定時上がりです。

というのも、例えば上海などの都市部では日系企業のオフィスは中心部にあります。

そして、ローカルスタッフは中心部に住んでいる人など稀です。なぜなら不動産価格が高すぎるからです。余程のお金持ちか、元々そこに不動産を保有している人でない限り、中心部には住めません。

なので、郊外に住んでいるローカルスタッフが多いです。よって、通勤時間は1時間半~2時間程度の人が多く、長時間残業は時間的にも物理的にも一定のハードルがあるという事情もあるでしょう。

余程の対価やインセンティブがない限り、時間外労働は選好せず、という形。

まとめ

彼らを見ていると、日本人というのは良くも悪くも本当にまじめ(まじめだった?)な国民性だと思います。

今の若い世代は変わってきているのかもしれませんが、それでも基本的にはやはり比較的真面目でしょう。道徳的水準が一定以上ある、と換言しても良いぐらいに。

日本にもいろいろ犯罪や凄惨な事件等ありますが、やっぱり他国と比べて律儀で勤勉というのは、一定程度あると思います。

確かに人口は減っていき、経済規模は縮小していくかもしれませんが、捨てたもんじゃないですよ。海外に来ると、日本の良い面は本当に際立ちます。

働くには大変な国という一面は色濃くあります。が、住むには本当に良い国だと思います。日本に生まれたというその1つの事実だけで、本当にラッキーだと感じます。

Best wishes to everyone!

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公開日:2019年3月29日