【朗報】米国リートは景気後退・不況期にディフェンシブである

【朗報】米国リートは景気後退・不況期にディフェンシブである

個人が高配当株で資産形成をするにあたり、高配当株だけではなく米国リートも非常に有望な選択肢になり得ます。

なぜなら過去約30年において、米国リートが「ディフェンシブ」、つまり景気後退局面で株式全体より値下がりしにくいことが過去データから示されているからです。

株式投資は資産形成に大きく利し得ることは、弊ブログで再三述べてきた通りですが、勿論元本割れリスクは厳然と存在しますよね。

そして出来るならディフェンシブな銘柄で固めて、そのリスクを少しでも減らしたいというのが率直なところでしょう。

景気サイクルは大きく分けて以下4つがあります。

景気サイクル

1. 景気回復期
2. 好況期
3. 景気後退期
4. 不況期

特に景気後退期や不況期においては、全体的に株式は値下がりする傾向にあります。

出来ることなら、そのような局面においてたとえ含み損という未実現損失であっても、抱えたくないですよね。

三菱サラリーマンは高配当株投資を続けていますが、高配当株投資をするにあたって、高配当株と同程度かそれ以上に魅力的になり得るのがリートです。

【米国リート vs S&P500】景気局面ごとの年率リターン比較

特に米国リートは、そのリートという概念が普及した1991年以来、景気後退期・不況期において、下図・下表の通りS&P500指数を大きく上回る良好なパフォーマンスを示しています。

(出所:全米経済研究所、データは1991年~2018年)

米国リート S&P500
景気回復期 22.8% 11.3%
好況期 10.6% 15.6%
景気後退期 7.1% -0.2%
不況期 -9.6% -17.7%
全期間 11.1% 9.8%

上記データを眺めると、景気後退期や不況期だけでなく、景気回復期にもS&P500を大きく上回る数値を叩き出しています。

これは高配当株だけでなく、高配当株と同様に分配利回り・配当利回りの高いリートも、分散投資対象として非常に魅力的であることを示しています。

例えば、景気が悪くなってきたからと言って、企業が契約期間中にも関わらず、オフィスの賃料をいきなり「20%値下げします」、あるいは「景気が良いので20%値上げします」なんてことにはならないですよね。

景気後退局面において、人々がぜいたく品を買い控えることはあってもシャンプーや歯磨き粉などの生活必需品をいきなり買い控えるなんてことはありませんよね。

同様に、賃貸契約がある限りは好景気か不景気かという景気局面に関わらず、「賃料を所有者・大家に契約上の運賃を支払う」という契約上の義務があります。

そのため、景気変動を“比較的”受けにくいとされているのがリートの特徴です。その特徴は、実際に上で挙げたデータの通り示されています。

いわゆるミドルリスクミドルリターンとも言われる一因と言えます。

更に、米国だけでなく、世界的に不動産は比較的安定しています。

世界各国の株式と不動産における平均収益率

下図は1875-2010年において、世界16か国(豪州・ベルギー・デンマーク・フィンランド・フランス・ドイツ・イタリア・日本・オランダ・ノルウェー・ポルトガル・スペイン・スウェーデン・スイス・UK・米国)における株式と不動産における平均収益率を期間10年の移動平均線を表したものです。

株式の変動幅に比べると、不動産はマイルドなことがわかります。

第二次世界大戦中においても株式リターンが下がる中、不動産は非常にマイルドだったという結果になっています。

尚、米国リートには以下のような投資候補があり、

  1. 【IYR】(iシェアーズ米国不動産ETF)
  2. iShares米国リートETF [1659/東証上場]

三菱サラリーマンは②の方を保有しています。こちらの方が信託報酬が0.28%(USRT分の0.08%含む)とIYRの0.43%より安いからです。

まとめ

まとめます。

米国リートまとめ

・個人が高配当株で資産形成をするにあたり、高配当株だけではなく米国リートも非常に有望な選択肢になり得る。

・なぜなら過去約30年において、米国リートが「ディフェンシブ」、つまり「景気後退局面で株式全体より値下がりしにくいこと」が過去データから示されている。

もちろん、未来はどうなるかわかりませんが、少なくともリートが勃興してからの30年間、米国においてリートが景気後退局面で強かったことは、大きな判断材料になり得ます。

Best wishes to everyone!