キャッシュ5000万円、2500万円で長期投資、2500万円で短期売買
ざっとすべてのブログ閲覧させて頂きました!すごい方ですね!ゲームにしろ、語学にしろ没頭力というか元々の自頭がいいのかすごい人なんだろうと思いながら読みました。
早速ご相談なのですが、5000万円の現金を投資したいと考えています。
投資信託は2011年からいくつかあり、2016年からemaxisを保持、2018年はemaxis slimの短期売買に挑戦し60万、90万儲けたり、120万損したり・・など一喜一憂したところです。
今現在2500万は長期投資、2500万はもう少し短期売買してみようかなと考えています…。
三菱さんの投資に関するブログをまだじっくり読み切れていないので、既にブログに書かれていれば申し訳ないのですが、アドバイス頂けると助かります…。
eMAXIS Slim S&P500と、VOO・VYMのどちらが良いか
以上の記事を読み、長期投資ならAGGか、eMAXIS Slim S&P500で良いのでしょうか?それ以外におすすめはありますか?
全額投資に回すとやはり生活費が必要なので、やはり分配金の出るものも一部欲しいかなと…。
銘柄が三菱さんのようにたくさんだと頭がキャパオーバーでパニクりそうなので、多くとも5銘柄に分けようかと思っております。お時間があるときで構いませんので、ご返答頂けたら助かります。
ご質問ありがとうございます。
5000万円のキャッシュというのは心が躍りますね。仮に配当利回りが税引で4%の株式に全額投じれば年間200万円の配当金を得ることが出来ます。
200万円の副収入があれば、人生における決断を多少なりとも後押しするだけのインパクトがあると言って良いでしょう。私なら、5000万円全額を長期投資に充てると思います。
さて、2500万円は短期売買にトライするとして、残る2500万円で長期投資をしたいということで承りました。
以下投資対象と投資タイミングという観点から見ていきます。
投資対象
まず大前提として市場全体への長期投資をするのであれば、米国がやはり手堅く、過去リターンも良く、資本市場として整備されており、比較的インターネット等でも情報も得られやすく、おすすめです。
そして、配当金や分配金に特別な思い入れがなければ、eMaxis Slim S&P500や楽天VTIといった米国市場全体に投資可能な投資信託でも良いですし、VTIやVOOなどの市場全体・あるいは指数連動系のETFでも良いかと思います。
>>関連記事:【VTI】とS&P500ETF【VOO】はどちらが良いか
もし配当金や分配金が好きというか思い入れがあるのであれば、VYM・HDV・SPYDのような米国高配当株式ETFが三菱サラリーマン的推しETFです。
>>関連記事:VYMとHDV、米国高配当株式ETFはどちらがおすすめか
つまり、以上から下記のような整理が可能です。
配当金好き → VYM・HDV・SPYDそうでもない → VTI・VOO・楽天VTI・eMaxis slim S&P500など
分配金の出るものも一部欲しいとのことなので、VTI70%・AGG30%というようなポートフォリオにして、AGGから少な目ながらも分配金を得ることも可能です。
あるいは、SPYDで分配金を最大化するという方策も考えられます。
>>関連記事:【SPYD】配当利回り4%超えのS&P500高配当株ETF
投資タイミング
市場のトレンドの見極めやトレンドに乗るのが得意な方や、市場が低迷している時や金融危機の時なら話は変わってきますが、平時においては高値掴みを避けるべく、一度に投資するのではなく、時間軸を分散するというのが万人に対する正攻法です。
例えば、2500万円を2年間に分けて投資していくのも一案です。
毎月100万円投資すれば、2年間で2400万円です。2年間という時間軸の分散で心配であれば3年にしても良いですし、逆に投資をしていない機会損失の方が気になるたちであれば、1年半にしても良いでしょう。
ご質問に記載されているように、AGGも場合によっては投資対象になり得ます。
日々の株式の荒い値動きに耐えられないということであれば、AGGという高格付けの債券ETFのように値動きが限定的なETFを選び、分配金を得るというのも全然アリです。(ただ、債券は伝統的に株式より長期リターンが低くなるので、リターンの毀損は受け入れる必要があります。)
いずれにしても自分がストレスなくモチベーションを保って長期的に投資を続けられる体制・投資方針を構築することが重要です。
その「ストレスなくモチベーションを保って長期的に投資を続けられる投資方針」を構築する際におすすめできるのが、私が実践している配当金を積み上げていく投資手法です。
日々変動する株価に一喜一憂せず、配当金というインカムを1つのKPIとすれば、資産所得/金融所得/不労所得を可視化することができ、安定して積み上げていくことでモチベーションが保たれます。
Best wishes to everyone!
5000万円の純資産があれば、配当金生活も一応視野に入ってくる水準になります。
その場合、およそ不労所得は月20万円となりますが、どのような生活が可能かシミュレーションしたものです。
そこから更に、月30万円になると相当余裕のある生活が送れるのは間違いありません。
コメント
いつも楽しく拝見させて頂いています。私も三菱リーマンさんに影響されて少額からですがETF投資を始めました!一つ質問なのですが、三菱リーマンさんは配当で得たドル預金はどうされていますか?私はそのまま置いているのですが、ドル定期や外貨建MMFにした方がいいのかもと思いながらも悩んでいます…よろしければご回答頂ければ嬉しいです!
記事にて回答させて頂きました。
どうぞよろしくお願い致します!