完全なる不労所得である配当金収入で月30万円を当面の目標と定める
先日、ダイヤモンド社のマネー雑誌「ダイヤモンド・ザイ(ZAI)」さんから、高配当株特集に関する取材を受けていました。
色々と質問を頂くうちに、自分自身でもあまり気にしていなかったことを考えるきっかけにもなるため、取材を受けるたびに思うのは、「自分自身としても発見が非常に多い」ということです。
今回も様々な質問を頂く中で、「そういえば、株式や債券等から得られる利子・配当収入の目標額というか一定の目処を具体的に設定したことはなかった気がするなぁ」と感じました。
資産額を目標に定めても良いんですが、ここはやはり自身の投資のKPI(Key Performance Indicator)にもなっている、「配当収入」という完全なる不労所得を目標対象としたいと思います。
ブログは労働集約的な面もあり、配当金ほど不労所得ではないので省きます。
月30万円の配当は、サラリーマンでいうと年収いくらか
現在の配当金収入は税引後で、年間200万円強です。
関連記事>>年間配当金200万円の威力
三菱サラリーマンは現在、30歳です。保有不動産の状況にもよりますが、32歳で税引後の年間配当金360万円達成を目標とします。
では、手取り配当が月30万円というのは、サラリーマンでいう額面年収でいくらになるでしょうか。
「平均年収.JP」によれば、サラリーマンの額面年収と手取り年収の関係は以下の通り。
年収 | 手取り |
400万円 | 319万円 |
410万円 | 327万円 |
420万円 | 335万円 |
430万円 | 342万円 |
440万円 | 350万円 |
450万円 | 358万円 |
460万円 | 365万円 |
470万円 | 372万円 |
480万円 | 380万円 |
490万円 | 387万円 |
上表から、手取り年間配当金360万円は、額面年収450万円に相当します。
また、同じく「平均年収.JP」によれば、日本の平均年収は422万円です。従って、月30万円の手取り配当金は日本の平均年収を上回ることになります。
さすがにそれだけあれば、普通に暮らしていけます。特に倹約能力が高ければ、その実現可能性は論を待ちません。
月30万円の配当で、どのような生活が可能か
次に、手取りで月30万円の配当でどのような生活が可能か見てみましょう。
費目ごとに分けると、以下のような生活が可能です。
家賃 :10万円
食費 :3万円
携帯 :4000円
水道 :3000円
電気 :4000円
ガス :4000円
交際費 :3万円
衣類 :1万円
貯金 :11.5万円
単身前提なら貯金が11万円も出来ちゃいます。これなら子供が出来ても無理はないでしょう。
更に副収入があれば、かなりディフェンシブ力の高い家計を構築することが可能です。
貯金が出来れば、当然そこから再投資することが出来ます。そして更に配当金を増やし、月々のキャッシュフローを太くすることが可能です。
月々のキャッシュフローが太くなれば、更に株式へ再投資できる額が増え、月々の受取配当金が増えるので、更に月々のキャッシュフローが…
というように、まさに配当再投資によって、日を追うごとに強い家計が構築されますから、これを使わない手はありません。
まとめ
以上から、税引後で配当金が月30万円あれば、相当余裕のある生活が可能です。そもそも支出の少ない人であれば、余裕でしょう。
配当再投資分は全て債券ETF(AGG)に投じることで、分配金を得つつ安心を買うこともできます。
関連記事>>投資初心者にオススメする低リスクな運用方法
配当金で月30万円というのは、色々と投資の幅や選択肢が増えてくる領域に入ってくると言って良いでしょう。
別記事に記載の人生で成し遂げたい100のリストを達成する自由度は相当高くなります。拍動がいつかは停止する三菱サラリーマンは、はしゃぎながらその100のリストを達成し、限りある人生を納得のいく形で送りたいと思います。
Best wishes to everyone!
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