Fear and Greed Indexが50を下回り始め、コロナ第2波が意識される中、こちらおさらいしておきましょう。
今後も、一定期間を経て暴落は起こり得るものであり、適切に対応していきたいですね。
株価暴落時をチャンスに変える、長期投資家が採りたい行動とは
株価が下落する局面で、過去の傾向に鑑みた場合、長期投資家はどういう行動を採るべきでしょうか。
やはり、「淡々と積み立てたい」ところです。
リーマンショック直前から積み立てるケース
定期つみたては、弱気相場があってこそリターンが増幅されます。
谷深ければ、山も高いですね。
下図はリーマンショック直前の株価ピーク時からS&P500へ積み立て始めたケースです。
リーマンショック前の株価ピークから定期つみたてを始めても、下落局面を挟んで上昇したことで、リターンは6年で倍ということになります。
調整局面や弱気相場を挟んでから上昇した方が、その時期に安く株やETFを購入できるので、リターンも配当金も増大します。
弱気相場が数十年に渡って続くとこのシナリオは崩れますが、それでも配当金はしっかり配当利回りが高まった状態で払い込まれました。生涯を終えるほど長期的に株価が反転しないことは考えづらいというのが、過去実績からの帰納的な1つの推論ではあります。
長期低迷というケースも頭に入れておきたい
とはいえ、下図ITバブルからリーマンショック期のように、8年間低迷し続ける可能性もあります。
なので、積み立てていく場合は、8年間元値を回復できないというケースも想定しながらポートフォリオを組んで、積み立て続けたいところです。
下落局面で強力な追い風となるのは、配当金
ここでもしっかり輝きを放つのが「配当金」という存在です。
株価低迷時期とは、同時期にしっかり積み立てることで、配当利回りも相対的に高い水準で株式を買い増すことが可能です。
伴い、配当金収入もその時期において増大させることが可能であり、配当金というキャッシュフローを太くすることで、更に積み立てる額を増やすことができます。
下落局面では特に、買い増し余資としても、精神安定剤としても、配当金は存在感を見せます。
まとめ:株価下落時こそ、淡々と通常運転
株価の低迷時期・調整局面・暴落時においても淡々と積み立てることが肝要と思います。
なぜなら、株価暴落局面では、平時よりも安く株を購入することが可能であり、配当金の増大に寄与し、その配当金収入が更なる追い風となり、積み立てる額を増やしてくれます。
長期投資家が採りたい行動は、余裕資金や定常的なキャッシュフローで以て、淡々と従来通りの通常運転、つまり買い続けることが肝要と思います。
それができなければ、普段から定期的に株式を購入している意味が薄れます。定期つみたてとは、株価が安い時にこそ威力を発揮するからです。
「理論」を「実践」として現実化するには、理論の前提条件を満たしていく必要があるのです。(今回の例でいえば、「定期的につみたてる」ことが理論の前提条件)
周りに左右されず、泰然と構えていられるように、平時から自分にとって心地よいポートフォリオを構築しておきたいですね。
私にとって心地よいポートフォリオの大きな要因となってきたのは、やはり配当金という定期的な不労所得・キャッシュフローであってきました。
Best wishes to everyone!
株価下落局面でこそ、配当金や給与収入などのキャッシュフローが重要になってきます。
株価が暴落した時に、振り返っておきたいですね。
分散されたポートフォリオであれば、個別株リスクは軽減可能です。ただし、ETFで十分です。