ポートフォリオ内の国別リターンを見てみると、越日中が健闘
先日ポートフォリオを何気なく見返していると、自身の保有銘柄の中で米国株以外のリターンが健闘しています。むしろ米国株以上のリターンを得ている銘柄もあります。
ベトナム・日本・中国が健闘
- ベトナム株
【VHC】ビンホアン、【FMC】サオタ食品
- 日本株
ビックカメラ、ヒノキヤグループ
- 中国(香港)株
中国工商銀行(ICBC)、HSBC、春泉産業信託(Spring REIT) - 米国株
ABBV、JNJ、VZ
上表の通りベトナム・日本・中国(香港)3か国の株式が、未実現利益/含み益の上位10銘柄の過半を占めています。
勿論、高配当株であれば配当という形で実現利益が無配株より多くなるので、一概に未実現利益のみでパフォーマンスを比較できませんが、上表にあるのは全て高配当株です。
また、単に購入タイミングが良かった、単にその個別株のパフォーマンスが良かった、という要素も大いにあるでしょう。
マクロ的な国別株式リターンはどうか?
ちなみに、過去1900-2006年における国別の株式リターンは以下のような序列となっています。(出所:株式投資 第4版 / ジェレミー・シーゲル著)
第一位:スウェーデン
第二位:オーストラリア
第三位:南アフリカ
第四位:アメリカ
第五位:カナダ
ということで、確かに米国株は堂々の第4位です。
三菱サラリーマンのポートフォリオ内の国別リターン上位銘柄であったベトナムや日本・中国は、この国別株式利回りランキング上位に顔を出しません。
つまり、至極当然ながら過去国別リターンでいくら高い国の銘柄に投資をしようが、個別株投資をしている以上は購入タイミングや個別株選定によってリターンはいくらでも変動し得るということですね。
更に、過去と将来が同じ結果にならないのと同様に、3年間程度ではどうしてもばらつきが出てきますから、過去100年以上の超長期で収れんしたリターン上位国と比べると、結果は当然異なってきます。
国別の成長にベットするのであれば、やはりその国の株式会社群を丸ごと買えるETFが一番シンプルかつ適切な投資アプローチと言えるでしょう。
三菱サラリーマンの国別ポートフォリオ
更に弊方の国別ポートフォリオを見てみましょう。
- 米国 :52%
- 英国 :18%
- 日本 :13%
- ベトナム: 5%
- 中国 : 5%
- 豪州 : 5%
- カナダ : 2%
米国株はポートフォリオ全体の過半を占めており、大きな比重を占めています。今後も米国株の比重は恐らく増えることはあっても減ることはないかもしれません。
にも関わらず、比重第3位の日本、第4位のベトナム、第5位の中国が未実現利益において米国株を上回っているという状況ですね。
この事実はなかなか興味深く、定期的にウォッチしても良いかもしれません。特にベトナム株についてはもう少し掘り下げるのも面白そうです。
ビナミルクなんかはベトナム株の鉄板銘柄とも言える企業であり、引き続きウォッチリストに入れて監視したいと思います。
まとめ
ということで、意外に過去2年強の期間においては、ポートフォリオ内の
- ベトナム株
- 日本株
- 中国株
も米国株に負けず劣らず健闘しているという結果になりました。
答えがなく、不透明感のあるものほど、面白く興味深いですね。これからも楽しみながら株式投資を続けていきたいと思います。
Best wishes to everyone!
分散という意味では、国を分散させるだけでなく、セクターを分散するという考え方もあります。
銘柄・セクターを幅広く分散するには、ETFが好適です。趣味が高じて株式投資マニアでもない限り、ETFへ投資するだけで十分です。
私は、配当収入という「可視化しやすい不労所得」の最大化のため、高配当個別株に投資しています。そして今後も、続けてまいります。