株価に一喜一憂しないことがなぜ重要なのか

株価に一喜一憂しすぎると、高値掴み・狼狽売りに繋がる

株式投資を行う上で最も避けなければ行けないのは、高値で購入し、安値で狼狽売りしてしまうことです。株価に一喜一憂しすぎると、この最悪の行動に繋がる危険性が高まります。

株式市場の下落局面・暴落局面では、自身のポートフォリオの評価額が毀損されることに耐えられず、ついつい安値で手放してしまった挙句、それが底値だったという経験もあると思います。

ただこれは人間の心理上、非常に陥りやすい行動であり、特に投資を始めたばかりの方々が頭ではわかっていてもついついしてしまう行動でもあります。

なぜなら、株価が上昇している時は

  • 「これだけ上がってきたのだから、もっと上がるかも」
  • 「もっと早く買っておけばこれだけの利益が上がっていたのに、買わなかったからその機会を逃した。今からでも買わないと」

などと往々にして思いがち、そして購入に至るパターンがあります。

そして、株価が下落している時は

  • 「こんなに下がるなんて…、どんどん資産が減っていく。このまま保有していると、更に減って最悪資産がほとんどなくなるかもしれない…」
  • 「今ここで売っておけば、更に下がった時に買い戻すことで、利益も狙えるぞ」

などと往々にして思いがち、そして売却に至るパターンがあります。

もちろん、それが結果的に良いこともあり得ますが、そこに再現性はありません。むしろ結果的に良かったことが1度あると、味を占めて同じリスクを冒す危険性が高まります。

そしてそういったリスクは場合によっては一発退場や、再起不能なほどに損失を確定させてしまうこともありますから、そんなリスクをわざわざ冒す必要はありません。

株価に一喜一憂しないための2つの方法

株価に踊らされないためには、慣れることが一番有効な対策となります。暴落も暴騰も経験し、多額の資金運用に慣れていれば、どんな局面であろうが冷静でいられます。

しかしこれは精神論になってしまいますので、その「慣れること」が難しいんだよ!と思う人もいらっしゃると思います。

それでは具体的な対策としては以下2つが主に挙げられます。

  1. 債券や現金比率を高め、自分が耐えられる程度の資産運用額にする
  2. 高配当ディフェンシブ株でポートフォリオを固める

①債券・現金比率を高める

債券ETF(AGGやBND)にも投資したり、現金比率を高めることで下落局面で防御力を高めることができます。運用額や資産変動が大きくなければ、一喜一憂する可能性は下がります。

しかし、AGGやBNDなどの債券ETFは利上げ局面ではリターンは低調ですから、その点留意が必要です。更に、現金比率や債券比率を高めると、資産全体としてのリターンは長期では下がるという結果が出ていますから、その点も留意が必要です。

②高配当ディフェンシブ株でポートフォリオを固める

私が採っている方法です。

株式市場の上昇局面ではリターンが低調になりがちですが、下落局面では市場平均を上回るようなディフェンシブな銘柄をポートフォリオの主力にし、リート等にも分散する形です。

例えば、記憶に新しい2018年10月の株式市場の下落局面では、米国市場で言えばFANGなどに代表されるハイテク株から資金が流出し、市場全体として株価は相当下がりましたが、逆にディフェンシブ株は株価が上昇し、私のポートフォリオ自体への影響は非常に少なかったです。

更に、日本のリートもほとんど影響を受けませんでした。高配当株・リートは配当利回りの上昇を支えに買いが入りやすく、局面によってはそれが1つの防御線になり得ます。

一方で去年のようなハイテク株万歳の相場ですと、ディフェンシブ株に資金は流入せず、株価は低空飛行が続きます。

しかし、そのような低空飛行期間であっても配当金は鼻くそをほじっていようが耳かきしていようが淡々と振り込まれてきます。

配当金は株価がどうなろうと企業にキャッシュがあり、配当政策が激変しない限り淡々と入ってきますからそれも大きな安心材料になり得ます。

まとめ

ということでまとめます。

株価に一喜一憂していると、往々にして狼狽売りに繋がりがちです。タイミングを計った最良トレードは永続的な手法ではなく、一喜一憂しないことが肝要です。

そのためには、

  1. 債券や現金比率を高め、自分が耐えられる程度の資産運用額にする
  2. 高配当ディフェンシブ株でポートフォリオを固める

上記2つの方法が挙げられ、中でも個人的に好んでいるのは後者の高配当ディフェンシブ株・リートでポートフォリオを固めることです。

①ほどリターンを大きく毀損することなく、一定程度値動きをマイルドにすることができます。

資産運用や株式投資は人生の選択肢を増やす可能性を大いに秘めたものです。株価に過度に踊らされず、淡々と続けていくことが肝要です。

Best wishes to everyone!

ポートフォリオはこちらで公開しています。よかったらご参考にしてみてください。

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