投資信託の成績開示、銀行系よりネット系優位が明らかに
興味深いデータが公表されました。投資信託を購入した投資家の何割が利益を得て、何割が損をしたのかが全社的に開示されました。
全社開示により、ネット系が銀行系よりパフォーマンス優位であることが明らかにされた意義は大きい。
個人が投信において金融機関を選ぶ目安となり得る「成果指標(KPI)」を全金融機関が公表され、投資家が初めて比較できるようになりました。
日本でも徐々に金融機関のための投信ではなく、ユーザーのための投信が更に広がる端緒となることを願いたいものです。
ネット系・独立系投信が銀行系より優れていることは以下を見れば一目瞭然。
案の定というか、ネット系が既存の大手金融機関系を凌駕しています。特に下位6社が大和・三井住友・三菱UFJ・みずほ・三菱モルガンという大手金融機関が軒並みランクインしているのが象徴的。
弊ブログでも、読者の方から頂いたご要望で、いくつか投資信託を僭越ながら評価しました。
しかし、投資信託や売買手数料がひどいと言わざるを得ない金融商品が多かったのも事実です。特に三菱UFJ国際投信のはあまり人様に勧められる金融商品とは言い難い。
投資好成績の鍵は、「積み立て」
ということで、相場局面にもよるとは思いますが、積み立てが好パフォーマンスの一因になり得ることが示されています。
定期的に積み立てるのは、
精神的な負荷も少なく、簡便であり、時間軸でのリスク分散、にもなり得ますから、人口に膾炙しやすい手法ではないでしょうか。
私もキャッシュフローが定常的にある限り、淡々と積み立ててまいります。
明日は給料日。収入の8割をせっせと株式買付にまわす単純な作業。そうして配当収入の綺麗な右肩上がりのグラフが描かれていく。いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで。
— 三菱サラリーマン@全力以赴 (@FREETONSHA) May 24, 2017
Best wishes to everyone!
ご質問をもとに60歳で月5万円を得るシミュレーションです。学資保険などに入るより、自分で機械的に積み立てる方が断然良いと思います。
上記に関連しまして、確定拠出年金という制度がありますが、個人的には資金拘束の面からやっていません。ただ、税制面のメリットはあります。
こちらもご質問を頂いたので、1つのシミュレーションを示しています。