株式投資のはじめ方|SBI証券で自動積立サービス活用のススメ

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投資のイロハに関する質問

三菱サラリーマンならぬ、三菱OLさんから以下ご質問を頂いたので、

  • 投資のはじめ方、どの株をどのぐらい買い、買値はどれぐらいで、買い付け余力をどの程度残せば良いか

について述べさせて頂きます。

初めまして。
**と申します。

三菱系で働いている、新卒1年目の23歳です。
JGCの修行を検索しているうちに三菱サラリーマンさんのブログにたどり着きました。

貯金が300万ほどあるので、給料の残りは株などの投資に回したいなと考えおり、三菱サラリーマンさんのブログに感銘を受けました。しかし、どのように適した株を見つけ、どれくらい買うのか、買値はどれくらいで買うのか、急落を狙ってある程度口座に残した方がいいのか、それとも残りの給料でどんどん株を買うべきなのか全くわかりません。

おこがましいのは、重々承知ですが投資のイロハを教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。

ご質問、ありがとうございます。

結論から申し上げますと、投資の基本姿勢として、タイミングを図って売買するのではなく、「長期・つみたて・分散投資」を推奨します。

長期・つみたて」は後述のSBI証券での自動積立サービスで実現できます。

分散投資」は、後述のETF(上場投資信託)で実現できます。

具体的にはインデックス系または高配当系のETFを、買値を過度に気にせず、給与が入ったら機械的に、都度一定額をETFの買い付けに回していく形で良いのではないでしょうか。

貯金が300万円あるのであれば、「自分がこれだけあれば精神的に安心できる」額を残し、他は投資しちゃっても良いと個人的には思います。私も実際給与の8割と賞与を投資に回し、買い付け余力は少ない状態です。

それでは詳細に以下見ていきます。

オススメは、SBI証券でETFの自動積立

まず株式投資を始める際にオススメの証券口座ですが、個人的にはSBI証券です。

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手数料業界最安値はもちろんですが、米国株や日本株だけでなく、香港株やベトナム株にも対応しているので、仮に将来やりたくなった時にも対応可能です。

そして何より、自動積立のサービスがありますから、ストレスフリーで機械的にETFを積み立てることが可能です。これは非常にオススメです。

投資を始めた頃は、往々にして株価や資産推移が非常に気になってしまうこともあります。あくまで投資は金銭面から人生の選択肢を増やす手段ですから、自己目的化するのは不味ですね。

自動積立なら、その点特別な時間を割くことなく、機械的に定常的に積み立ててくれますから非常に有効な手段となります。

では、どのようなETFがオススメか?

ETFにはVT・VTI・VOO・VYMなど世界全体や米国全体に幅広く分散投資できる優良ETFが存在します。どれも素晴らしいETFだと思いますが、個人的にはやはりVYM(米国高配当株ETF)がオススメです。

その理由については、若干個人の嗜好が入ってきます。VYMの詳細、ならびに「なぜ高配当株・高配当ETFを選好するか」は以下記事に詳述していますので、ご参照頂ければと思います。

VYMの特徴を端的に言うと以下です。

  • 構成銘柄は多く分散され、その銘柄群は安定的に高配当
  • 信託報酬(手数料)は、0.08%と低位
  • 銘柄入れ替えが適宜なされる
  • 設定来の年リターンは平均7%

要は「手数料は低く、銘柄は分散されつつ、比較的高配当で、投資リターンも伝統的に良いということですね。

ただ外国株式を買う以上は、為替リスクや暴落リスクは常に存在することには留意が必要ですね。

ちなみに、円の実効レートは割安な水準であり、購買力平価から見ても円は割安な水準ですから、円高リスクはあります。

なぜ債券ではなく株式?

一言でいえば、過去200年超の長期において株式リターンが債券を圧倒的に上回ることが以下の通りデータで示されているからです。

出所:AAII Journal

債券は200年間で1500倍になったのに対し、株式は93万倍と圧倒しています。

なぜ日本株じゃないの?

理由は簡潔に言うと以下の通りです。

  • 現在の市場価格形成力に疑問
  • 株主還元姿勢は欧米に比べ消極的
  • 資本効率・規模ともに欧米に劣後

市場価格形成力に疑問

現在の日経平均の水準は、GPIFならびに日銀が金融緩和で買い上げた結果、今の水準となっており、いびつな市場構造・価格形成となっています。

日銀がETFの購入を中止し、出口戦略に出た場合は売り圧力となることが予想されます。日銀保有株が特殊に消却されることは、国債より更に考えにくく、いずれ市場に売り出されると日本株の下押し要因になります。

消極的な株主還元姿勢

株主還元については、日本も以前より積極的になったとはいえ、未だ配当性向は判を押したように30%が大半です。横並び意識の日本、ここに極まれりといったところでしょうか。

対して、欧米企業は成長途上 or 成熟期 など成長段階に応じて配当政策を変え、連続増配企業も日本より圧倒的に層が厚く、その年数も長いです。

資本効率・規模ともに欧米に劣後

規模が全てではありませんが、時価総額・営業利益率・ブランド力・ROEあたりは、一部どうしても欧米や中国企業に見劣りしてしまうのが悲しき現実です。

個人的には日本企業を応援したいところなのですが…。

まとめ

ということで、SBI証券の自動積立サービスを利用し、VYMなどの外国株式ETFを長期的に積み立てていくことをオススメさせて頂きます。

もっと簡単に全部おまかせでほったらかし投資がしたいのであれば、ロボアドバイザーの筆頭格であるウェルスナビでも個人的には全然アリだと思います。

ただ、信託報酬(手数料)がお任せする分高くなってしまうのを「手間賃として適切」と捉えるかは個人によりますね。

特に手続きに支障がないならば、SBI証券の自動積立サービスで全然良いでしょう。

関連記事です。

以下記事でもVYMをもとにシミュレーションをしていますので、ご参考に供します。

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公開日:2018年8月10日

コメント

  1. 三菱OL より:

    ご回答ありがとうございました!
    三菱サラリーマンさんのブログを参考にして、投資やってみます!