本記事は、セミリタイア前に記したものです。
目標達成への意欲が強ければ強いほど、ストレスによる浪費は防げます。逆に目標がなければ難しくなりますが、それもまた1つの価値観ですね。
防衛機制という心理メカニズムは、人間にあまねく備わっているものと思います。ですから、後述の「先達から学ぶ」のも、ひとつと思います。
どのようにストレスによる浪費を防ぐか
ストレスがたまると、外食やコンビニ、お酒などの誘惑による消費過多になってしまうこともあると思います。
ストレスをためることは身体によくないので、ストレス解消は確かに先決。従って、ストレス解消の方法論は一旦脇に置いて、消費や浪費でストレスを解消できるならそれはそれで1つの方法です。
ただ、それを自分自身で「あぁ、浪費してしまった…」と後悔の念が生じてしまうならば、好ましいとは言い難いと思います。
「よし、これでストレス解消できた!明日から頑張ろう!」となるならば、消費や浪費も立派な1つのストレス解消法です。
しかし、上述のとおり「浪費した…」と後ろ向きな気持ちになるのであれば、当人にとっては適した解消法ではない可能性がありますね。
そこで、ストレスや誘惑による浪費を防ぐ方法として、目標の明確化が挙げられます。経験上も有用でした。
価値観・目標・方向性の明確化が有力な1つの解
「価値観・目標・方向性の明確化」、自身の経験上これに尽きるのではないでしょうか。
ゴールを設定する
自分の目標、つまりゴールを設定すれば、そこまでの道筋は見えてきます。そのゴールに到達するには
- 今なにをする必要があるのか、
- 何をどう準備する必要があるのか、
- 何をする必要がないのか。
その一方でゴールは「本当に自分が達成したい」という強い思いが内在されたゴールである必要があります。
そのゴールに到達したいという思いが強いほど、他の誘惑やストレスから影響を受ける度合いは小さくなります。
ゴールまでの道筋・方法論を明確化
- 自分がどうなりたいのか、どういう状態が理想なのか
- なぜそうなりたいのか、なぜそういう状態が理想なのか
- どうすればそうなれるのか、どうすればその理想の状態に近づけるのか
- 今何をする必要があるのか、目標達成には1年後どうなってるのが望ましいのか
- 2年後は? 3年後は? 5年後、10年後は?
こういった問いに明確に答えられるのであれば、経験上、誘惑やストレスによる自身が望まない行動は相当程度抑えられます。
この問いに対する進捗が数字で定量化できると、進捗具合がわかりやすいのでなおよいです。
ゴールに到達した自分を夢想(先達から学ぶ)
更に、そのゴールに到達した時の自分を可能な限り詳細に思い描き、想像しておくと更に思いは強固になっていきます。
どのように思い描くかイメージしづらいという方もいらっしゃると思います。そのような方にオススメの方法としては、既にそのゴールに到達してる人を見ておくと良いです。
実際に達成した後どう感じるのかある程度想定しておいた方が良い。
防衛機制の心理的メカニズムは同じ人間である限り同じなのでどう感じるのか先達から勉強できる。
そして実際に達成・経験した後に自分がどう感じるのか見た上で、また目標を新たに設定するなり、留まるなり、決めれば良い。
— 穂高 唯希|Yuiki Hotaka (@FREETONSHA) August 5, 2018
人間の心理的メカニズムである防衛機制は、同じ人間である限り、数パターンに分類されるだけで大筋は似ています。
防衛機制とは?
受け入れがたい状況、または潜在的な危険な状況に晒された時に、それによる不安を軽減しようとする無意識的な心理的メカニズムである。 欲求不満などに陥った時に行われる自我の再適応メカニズムを指す。
(Wikipediaより)
ですから、既に自分の目標とする場所に到達している方の意見・考え方・感じたことは、自分も同じように感じる可能性があります。
例えばセミリタイアしたいのであれば、既にセミリタイアした人には、
- そのままのんびり謳歌する人
- また本格的に働き始める人
- 旅をしながらゆるく稼ぐ人
- 人のために行動を起こし始める人
- 楽しめない人
など色んなタイプがあります。
自分がどのタイプに属しそうなのか、あるいはどのタイプにも属しそうでないのかなど、ある程度事前に推測しておく。
すると、将来イメージはより明確になります。明確になればなるほど、方向の軌道修正や準備など出来ることは変わってきます。
ちなみに先述の「1年後どうなってたい?」などの問いを、あるコミュニティに聞いたことがありました。
多くの方が「特に考えてない」という回答だったり、「今が楽しいからそれで良い」という回答でした。
それもそれでひとつかもしれません。何も「価値観や目標や方向性が明確であることが必ず良いことである」と言っているわけではありません。
「ストレスや誘惑に負ける自分が嫌だ」と思うのであれば、冒頭の繰り返しになりますが、自己嫌悪というのは良い影響をもたらしませんから、その対処法として価値観などの明確化があるというだけです。それ以上でも以下でもありません。
ただ私は、今も楽しみつつ将来にも備えつつ目標を達成する方法は間違いなくあると思っていまして、それを淡々とこなしていくことを引き続き自分に課して行きたいと思います。
その方法というのは、株式投資の入金投資であったり、登山や水泳であったり、サーキットトレーニングや食事管理であったり、このブログであったり。
まとめ
ということで、以下のような形がストレスに対する防御壁になり得ます。いずれにしましても、そのゴールに達したい思いの強さが一番のポイントになってくるかと思います。
- ゴールを設定する(強い思いがあれば尚良し)
- ゴールまでの道筋・方法論の明確化(定量化できると尚良し)
- ゴールに到達した自分を夢想(先達から学ぶ)
逆に強い思いがないのであれば、そこまでして目指すゴールではないとも言えます。であるならば、そこまで消費を我慢する必要もないのかもしれないですよね。
ご参考になりましたら幸いです。
Best wishes to everyone!
コンビニでついつい買ってしまうこともあると思います。消費による投資原資損失分に相当する額に換算する考え方も一案です。
倹約主義は米国以外にもドイツやオーストラリアにも広がっているようです。
格安SIMもだいぶ広がってきましたよね。支出の最適化には、必須のアイテムと思います。